iZotope、Boris FX傘下に

すでに報道されているとおり、iZotopeがNative Instrumentsの元から離れてBoris FX傘下に入ったとのこと。Boris FXとはSapphire, Continuum, Mocha Pro, Opticsといった映像、VFXを主戦場とする実績豊富な会社ですね。オーディオ関連ツールとしてはSequoia, Samplitude, CrumplePopが含まれている、と記事にも記されています。ポストプロダクション分野の充実が図られたといえるでしょうか。
基本的にユーザーは今まで通りに使い続けることができ、特に今回の買収(?)によってユーザー側で必要なアクションはないとのこと。
近年のiZotope製品ですが、個人的な印象として劇的な内容強化が乏しいわりに高くね?という感じで、どうも海外でも同様の印象を抱える人が少なくないらしい。
つまり、初めて導入する人にとっては劇的かもしれないが、昔から使い続けている人にとってはアップデートのメリットが大きくなく、また、競合する選択肢やiZotope製品では不可能だった技術を搭載した斬新なものがあれこれ登場している今、OzoneやRX、Neutronにこだわり続ける意味合いも薄れている――Redditなどではこのように論じられているようです。
Boris FX傘下に入ることで、そうした「やり方」が正される可能性は高そう。
ただSoundwideの騒動に至った頃にiZotopeの主力スタッフが他社に移ったという噂(噂レベルにすぎないが)もあったり、一方いかにこれまでBoris FX傘下に加わった会社が業務改善されてきたとはいえ、iZotope製品の中でRXは良しとして、音楽分野のOzoneやNeutronにBoris FXがそこまで入れ込んでくれるのか不安もあります。
期待だけで眺めるのは少し難しいかなと、個人的には思っています。
とりあえず、組織再編があるにしてもまだこれからの話でしょうし、当面はこの分野全体を眺めて、自分なりの判断でそれぞれのツールを評価して必要に応じて導入を検討していくのが妥当なのではないかなというところ。