IK Multimedia “iRig Keys I/O”

IK Multimedia is readying an “all-in-one music production station” | MusicRadar
IK Multimedia is readying an “all-in-one music production station” | MusicRadar

MusicRadarによると、 IK Multimedia も現在何か準備してる最中で、8/24には情報が公開となるらしい。

追記: iRig Keys I/O とのこと。

IK MULTIMEDIA TEASE ALL-IN-ONE MUSIC PRODUCTION STATION

タッチフェーダーらしきものとマルチカラー自照式っぽい8個のパッド、それと動画だと0:27以降見える入出力(ペダル、ファンタム、 XLR の入力端子、 GAIN ノブ、左右出力、ヘッドフォンのミニジャック)、トランスポートボタンなどが装備されているようですよ。

動画についたコメントはやや冷ややかですかねえ。
「この上、俺に何をまた買わせようというのか」ばりの。

オール・イン・ワンを謳っています。
30代以下の世代だと WordPress の機能拡張くらいでしか目にしない言葉かもしれないけど、僕くらいの世代だと今でいうワークステーション型の楽器をオール・イン・ワンなどと十把一絡げに言ったもんです。
だけど、そのワークステーション型ってなると格段に価格帯が高くなってしまうので、ちょっとIK Multimediaの企業の印象とは違ってきちゃうかなって印象もあります。

僕自身はIK Multimedia を好きというほどでもなくて、 Sample Tron *と MODO Bass 、あと最近ミックスしやすいなと思い始めた SampleTank を時たま使ってる程度。
あと僕の周囲には使っている人いないのだけど、海外のサイトをざっと見る限り iRig が相当人気あるっぽい。
※Sample Tron は 32Live で 64 bit化させても、 32 bitの状態で認証させる必要があるので、 Logic Pro 9 を 32 bit で立ち上げて認証させる。Logic Pro 9 じゃなくても、 32 bit の AUプラグインを走らせられる DAW を1つ持っておくのがいいかもしんない。

DJ MagではAKAI MPCシリーズを例に出し、コンピューターとの連結から脱却する流れに乗るのだろうかと述べています。
先ほど書いたように iRig のサポーターが多いことから、今回の製品を通じて、可搬性の高い商品を中心に開発販売する印象づけも狙ってるのかな、とそんな邪推も生まれちゃいますね。

楽器業界は、CDMが最近やたら取り上げるAudio Damage製品を典型として、アプリの可搬性に対してかなりの精力を注いでいる様子。
「書を捨てよ、町へ出よ」ならぬ「PCを捨てよ、街へ出よ」の流れになっていくといわれれば、うん、そんな気がさせられます。音楽の一回性のプレミアム感はそのほうが出ますもんね。

IK Multimedia - Musicians First solutions for iRig interfaces, controllers, microphones, iLoud micro monitors, UNO synth, and studio software like AmpliTube, SampleTank, T-RackS and more.

追記:

詳細出ました。” iRig Keys I/O “だそうです。
シーケンサー内蔵のものをオール・イン・ワンという古い先入観が個人的にはあるので、iRigにパッドと鍵盤部が付いた製品という印象になっちゃいますね。
であれば、かつてのM-AudioのOzonicなど、いわゆる従来のMIDIキーボードと大差ないかなと思ってしまいました。
海外の新製品紹介サイトはすんと静かなもんです…。
ただ、この鍵盤とiPhoneやiPadを持っていけば簡単なライブができるって意味のラクさはあります。いい運搬ケースがあればね。

日本での発売予定は10月。価格はオープンプライス。「iRig Keys I/O 25」が税別市場想定価格26,000円前後。「iRig Keys I/O 49」が税別市場想定価格39,000円前後。

オーディオ・インターフェースとMIDIキーボードコントローラーを一台に!IK Multimedia、「iRig Keys I/O」を発表 | echodelic(アーカイブ)