i/o のことと自己分析

先日まとめた i/o 。お買い上げくださった方、重ね重ね有難うございます。
購入者がbandcampページでアイコンで示されてるのかと思ったら、そういうわけでもないのね。

個人作 “i/o” をリリースしました – makou’s peephole

特に最近面白いニュースもないので、備忘兼ねて後日譚として箇条書きで記します。

  • UTSUSEMIで作ったパッド音色をちょいちょい使った。今回のために作ったものももちろん幾つかあり。
  • Tubesは、初稿が2017年5月となってて、当初は4つ打ちの超ふつうな感じだったんですが、近年多用されるドラムのリムクリック絡みのフレーズをいちど打ち込みで試してみたかったってことで、あんなアレンジになってます。
  • CollapseではOutside of CirculationのBusted Plan中間部のような「音階が上下にストレッチしていく」ような手法に再度チャレンジしたもの。作りかけのセクションをくっつけて1つにしてて、初稿の制作時期はわかんない。
  • Yambuは初稿が2017年6月って記録残ってるんですが、実際(後述)はもっと前かなと。いわゆるブロークンのスタイルで、たぶん何かに使う用にメモったものかと思われます。マカフェリギターのフレーズはいちばん最後にざくっと作って乗せたもの。ピッチがずれたようなメロディ音色はSculptureで作ったトンコリ風の音色。Tubesとモチーフが似てる。
  • Dialogも2017年5月の記録になってる。もともとは2step気味の変態構造にしてたけど、フレーズがフュージョンっぽいのでジャジーなループに差し替えた。
  • Intaglioは今年の3月くらい。某曲の展開を踏襲してて、でも歌の声域やらに縛られたくなかったのでシンセメロにしてある。ピアノのパートはレイヤーさせたシンセ(アウトプット切ってる)をサイドチェインで拾ってゲートかけてある。

ブルーノート忌避(使わないのでなく使う場面を考える)のスタンスを続けてきて、やっと手に馴染んできた感あります。演奏時はもうちょい訓練必要そう。

ここんとこずーっと’安定した音色’とそうでない音色ってのを考えてて、括りが広くて説明難しいんだけど、早い話、クラブミュージック初期中期の頃のような無機質さを今のシンセやサンプリング素材に持たせるのが存外難しいなと。
いや、Glitch Hop界隈では素晴らしい形で実現されてるんですが、ジャンルの括りどうこうじゃなく、単純に手法の一つとして備えたい。
昔のSquarepusherとかいっときのレイヴとか、同じ素材を連発で鳴らしたとき、以前ってもっと無機質に響いた気がするんです。でも今そうならない。
この何か鬱屈した感情が良くも悪くもモチベーションとなって、今回わりとi/oの音色設計に表れてると自己分析していて、Intaglioなんてね、ピアノ音色のサイドチェインやシンセなんてどっちかというと必然性なくて発想止まりでしかない。もっと面白いことできるハズよねえ。
ミックスの帯域分布に自分でOK出せたので最終的に妥協した点、否定できません。
じゃ、よそさまの曲を聞いてて「この感じを真似たい」みたいなのあるかっていうと、もちろんあるけど全てではなく、じゃあ憧れの実体として自分がそこに何を求めてるんだろうかなあとこれまた自己分析中だったりします。
少なくとも、「この感じを真似たい」けど真似るならそれ以上に面白く(「へんちくりん」という意味で)しなきゃなって感覚だけは確実にあります。昔からではあるけど。

コードについて。
個人的には、リズムとコード進行の絡み方を何かしら提案するのをライフワークの1つと思ってるとこがあって、…いや、ライフワークといっても身近にその手の研究施設みたいなのはないのであくまで草の根で(研究の副産物を切り売りしつつ活動)やってるわけですが、i/oいじってる間にもちょいちょいムチャな進行作ったりしてその分の収穫はありました。
そう、収穫。ネガティブな結果も含めた収穫なので、かなりぼやっとしてます。ボケちゃう前にある程度文章化しないと、結局何も残さず一生終えたことになりそうで恐ろしいから、もうちょっと急がないといかんですね。
ブルーノートの外にもう一つ実は忌避してきたF/Gみたいなタイプのonコードは、結果的にわりあいあちこちで使ってるのですが、これもやっぱり使う場面を選んでます。ほかの選択肢があるならそちらを使うってふうに。

次また個人作を作るとしたら、歌ネタを放り込んだものをなどと書きましたけど、正直まだわかりません。
実験色はもうちょっと抑えると思いますが、なにせ起きてる間中何かしら考えたり実験したりしてるんで、完全に実験色を排除することはないでしょうなあ。
ただ、生煮えな感じにはしないでおこうと思ってます。

おっと、「後述」としておきながら書いてなかった。
2017年5月とか6月に初稿の日時が集中してるの、僕としても不自然に感じてて、おそらくデータを移動した時期じゃないかと思ってます。
もしくは本当にその時期になんにもやることがなくて、実験だけしてたか。

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