「量子化しない」!

Syncing up with Sarah the !llstrumentalist | Native Instruments Blog
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あー、いや、このリンク先の記事内容とは関係ないんですが、途中で出てくる写真に写ってるTシャツの背中の文章にまつわる雑記。

「量子化しない」

?と思って写真拡大したら、

I DON’T QUANTIZE MY BEATS

と書いてあります。訳しちゃったかー、そうかあ。
機械翻訳なのか、日本人が訳したのか、日本語がわかる外国の方が訳したのか、ポプテピピックばりの故意なのかわかりませんが。

訳さなくていい言葉

この話、よくするんで覚えてる方もおいでか、C社で海外製品の翻訳文のチェックを行なっていた頃、訳す必要のない英語が訳されてたのを片仮名に戻すってことよくやりましてね。
ノーマライズを正規化、ダッシュボードを計器盤など。合ってるんだけどピンとこないっていう。
意識高い系と称される方々がカタカナ使いすぎて何言うてるかわからんって笑い話ありますけど、訳すせいでわからなくなるものもあるわけです。
ソフトウェアやプログラムの説明文を有志で翻訳するプロジェクトとかね、このWordPressやFacebookでもあって、正しく訳そうとしすぎてまどろっこしくなってるのも見かけます。
逐語訳ってのは元来うまくいかないんです。
意訳、概訳となるとそれはそれで訳者の視点が入っちゃうんで、原文で把握できるのがいちばんいいとは思います。

クオンタイズに出会ったころ

昔、いわゆるオールインワンシンセの中でマス目に音程を入力するしかないって経験をしてた僕は、シーケンスソフトでクオンタイズという概念にはじめて出会い、話にだけ聞いていた前ノリや後ノリをやっとこれで実現できると思いました。
クオンタイズでがっつりグリッドに合わせることができるということは、グリッドに合わせないことも可能なのだと。じゃあ何が表現できるのかなと考えるのも楽しみでした。
J Dilla的なこと、なんとなくやってたかもしれません。センス無かったから実験レベルで終わってたでしょうけど。

最初の会社で、とにかくパソコン用語やデジタルの知識が無くて、ソフト上に表示される機能の意味がわかりませんでした。今みたいに用語辞典もロクになかったので、英語メニューを英和辞典で首っ引き調べてそれこそ「量子化」「正規化」の意味するところを知りました。
お蔭で上司が理解できてない用語まで知ることができて結果的にはよかった。
今、自分に当時の僕の年齢相当の部下がいたなら、この方法、身にはなるかもしれないけどお勧めはしませんよね。
ググりゃいいし、用語辞典だってたくさん種類出てますし、聞いてくれりゃ教えますし。

定規と定規でないものと定規の利用

Anika Nillesでしたか、5連符でフレーズ構築する女性ドラマーいますよね。まだ聞き慣れないのでふんわりとですがクオンタイズに対抗する何らかの可能性を感じます。
3連符やスウィングもそうですし、言っちゃえば8ビートも16ビートもそうなんですけど、きっちりクオンタイズされると気持ちよくない。
典型的なのはいわゆるラテン訛りというやつ。
それから、YMO好きな方は「スコラ」で沖縄ノリやらニューオリンズのエピソード見たでしょう、きっと。あれもです。
きっちりクオンタイズした上で気持ちよくできないかと、僕はノートの長さやフィルターの開き具合をいじってグルーブ作ってみたりしてます。
この場合いわゆるグルーブってのとおそらく違うんでしょうけど、面白みは確実にありました。それなりの収穫ももちろん。

サビで、ドラムのフィルで、3連符の箇所で、生の演奏ならばBPMは変わりやすいです。
ホントに上手い人は終始テンポが安定してるという話も聞いたことありますが、個人的には眉唾に思ってて、テンポキープを目指すのが無駄ってことは絶対ないにしても、場に適したテンポで演奏を提供できるほうが好ましいなと思います。
一方で、打ち込まれた音楽がちょうど浸透しきった今時分は、たとえば3連符でいうと、それまでちょっとモタるくらいが気持ちよかったのに、きれいな等分が気持ちいいというふうに基準が変わっていそう。
そうしてジャストなものが蔓延れば蔓延るほど、ある種の界隈では対照的に揺れ、もたりが極上の味覚として愛されていくような気がします。
ま、僕は阿るのがあまり好きではないので、それぞれの美味しい部分をつまみ食いできれば満足なんですけどね。

連想した話題としては大体そんなとこです。

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