【動画ネタ】楽器としてのスプーン演奏

基本はむろん食器だが、カントリーやアイリッシュミュージック等ではリズムを奏でる際に使われる。
片手の親指と人差し指の股部分、人差指と中指の股部分に1本ずつを背中合わせの形で挟み、太腿やもう一方の手に打ちつけたり、指の節をなぞって連打っぽく鳴らす。スプーン( Spoon )同士の隙間を程よく空けるのがポイントだ。
金属のスプーンも良し、硬めの木のスプーンもまた良し。
Riverdanceを連想する人も多かろう。サウンドやフレーズはあのイメージだ。
パブなんかだとすぐに手にできるものだから、ギターやフィドルを演奏できなくてもセッションに加われて楽しさ倍増、アルコールも気持ちよく回るだろう。

模範演奏とレクチャーの動画が幾つかYouTubeに上がっているので、個人的に良質だと思ったものを2,3紹介する。
2つ目のレクチャー動画は「真似事」と仰っているけれども、いやいや、どうして、大した腕前である。
顔こそ映らないが、ピーター・アースキンのようなニコニコ顔で演奏していそうな気がする。

簡単そうに見えて、やってみると意外と手こずるね。
手こずるけど、頑張ったらできそうな気もしてくるし、すごく上手いワケじゃなくても楽しめそうって気がしてくる。

スラップスティックっぽい木製のリズム楽器を使うこともあるようだが、奏法のバリエーションは小柄なスプーンのほうが多い印象だ。

次はバンジョーとスプーンでの演奏。
王道のアイリッシュミュージックしかりで、メロディにせよバッキングにせよ音符の数が非常に多い音楽にスプーン演奏がマッチする。
楽器が小柄で軽量なだけに演奏時の所作に自由があって、隣のスプーン演奏家の女性の悠然とした所作と音符の細かさのギャップが楽しめる。非常にいいパフォーマンスだ。

ついでなので、おっちゃん達のスプーンバトル。
悪ふざけの箇所もあるけれど、たとえば口に当てて音を出すなんてのは、ドイツ語で解説された古めのスプーン演奏チュートでも見受けられたので、意外とトラディショナルな奏法なのかなと思う。

やたら上手くなっておいて、ストリートミュージシャンとジャムるのも…と思ったけど迷惑がられそうなので、こういう演奏が聞けるパブにお邪魔して演奏に混じるのがよさそうだね。