星野リゾート トマム 行ってきました

縁あって、休養を兼ねて夫婦で冬の星野リゾート トマムに行ってきました。
検討中の方向けに「行ってみないとわからなかった部分」を手短に書いていきます。


全体像と距離感、位置関係は、行く前に把握しておきたいところ。しかしGoogle Mapsじゃわかりにくく、残念ながらストリートビューも提供なく、高低差も把握しにくい。
体感した人間として言うと、建物のあるゾーンの高低差や雲海テラスの位置関係はほぼ、上のスクショに挙げたリゾートエリアマップ通り(画面スクロールを取っ払って全体像表示させました)。人の絵だけがデフォルメ状態で、建物の大きさは縮尺通りと考えてOK。


トマム駅からリゾート内北東部の建物密集地までの2kmは、札幌でいえば札幌駅と大通公園の往復距離くらい、新宿でいえば新宿駅と原宿駅くらい。シャトルバスで10分程度。
施設間もそこそこ離れていますが、冬道でも、各施設をつなぐ無料バスやパイプライン(歩行通路)で楽に移動可能。ただ高低差や段差はあるので、ご年配の方や体の不自由な方、妊婦の方には厳しいかも。たぶんサポートするプログラムがあると思うので、相談するといいでしょう(サポートが必要な方が万一殺到した場合には対応困難かも)。


施設内をつなぐ通路
施設内をつなぐ通路
家族向けのデザインルーム
家族向けのデザインルーム
部屋からの景色
部屋からの景色

僕らが案内された最も北東部のリゾナーレトマムは、館内静かで各部屋広め、窓からの景色もよい(そのぶん少しお高め)家族向けのホテル。洒落たデザインルームも何部屋かあり、少し贅沢に家族で余暇を過ごしたいなら満足できます。ただしふだん都市部でコンビニ頼みのフレキシブルな時間を過ごしている方には、規則正しい営業時間に不満を持つかもしれません。

言うまでもなく、基本的に冬場はスキーやスノボなどのウィンタースポーツを楽しむためのリゾートとなり、インドア派や寒いのが苦手な人にはあまり向きません。それでももし冬を味わおうというのであれば、氷で作られたアイスヴィレッジ内を巡ったり、静かな図書室でフリードリンクをいただきながら読書して過ごしたり、寒いのをちょっと我慢してゴンドラに乗って霧氷テラスに行ったり、あとは存分に北海道の味を楽しめるビュッフェ(ニニヌプリのほう)で腹を満たすこともできるでしょう。

訪れる前日まで積雪がほとんどなかったため、準備が間に合わなかったアクティビティもあったようです。逆に吹雪いてしまってもエンジョイし切れない。1泊分かさむとしても予備日を組み込んだ2泊3日で予定するのが穏当かなと思います。


図書館
図書館
レストラン ニニヌプリ(窓外は青色の照明が当てられているせいであり写真の補正し過ぎではありません)
レストラン ニニヌプリ(窓外は青色の照明が当てられているせいであり写真の補正し過ぎではありません)
霧氷テラスから雪山さんぽ道へ向かう道中のクラウドバー
霧氷テラスから雪山さんぽ道へ向かう道中のクラウドバー
アイスヴィレッジで19:30頃に打ち上がる花火(※BGMに著作権があるため、音声トラックを削除してあります)

ひとまず外に出れば寒く、夜いっそう寒いのは当然。北海道人にとってはおおむね予想通りの寒さですが、長時間いるとなるとそれでも寒いので特に両耳と肩周り、下半身など寒く感じやすい場所はしっかり対策する必要があります。
夏秋に雲海テラスと称される名所、霧氷テラスは、ホテルからやや離れたゴンドラ乗り場からさらに20分ほど揺られた山頂にあり、絶景を楽しめるかどうかは賭けになります。テラス近辺にも幾つかスポットがあるので足元に充分気をつけながら散策するとよいでしょう(防寒しっかり)。

一点、星野リゾートが原因では全くないのですが、防寒着で膨れてしまった荷物を持って、無人のJRトマム駅を跨線橋の階段昇降で移動するのは相当しんどい。上り方面に近年風除けの小屋が出来たので電車待ちはラクになったらしい。なのでレンタカーなど借りて移動するか、直通バスを使ったほうが、夢から醒めるまでの時間を保てていいかもしれません。


もう5年ほど前になるのですが、冬のニセコで演奏の仕事があったときに、たまたま予約が入ってないってことでニセコカサラ(カサラ・ニセコビレッジ・タウンハウス – ニセコビレッジ[公式]|YTLホテルズ|北海道ニセコ町にあるリゾート ; 場所はこの辺)にメンバー4人で無料で泊まったことがあるのです。そちらもとんでもなく設備が贅沢な宿でした。良すぎてかえって居場所がないくらい。