Retrologue がハードウェアに?

ベルリンで開催中のSuperbooth 2019で、Korg Minilogue XDやNu、BehringerによるYamaha CS-80のクローンや、ElektronのDigitone Keysや、NovationのSummitが話題になっています。
そんな中、YamahaのブースではSteinbergの Retrologue がハードウェアとして展示されているらしく。

Hardware VST? Steinberg Retrologue plug-in gets physical version - CDM Create Digital Music
Hardware VST? Steinberg Retrologue plug-in gets physical version – CDM Create Digital Music

Retrologueって、さまざまなDAW純正のシンセの中で最もオーソドックスといっていいかもしんない。
「ああ、たしかに昔ながらのシンセサイザーってこういう姿をしておる」というまんまの出で立ちで、悪く言えばシンセ初心者の心を折るに充分、シンセ常連には追憶掻き立てるUI。

といっても、ICONも伝えるように現時点では「VSTがソフトウェアのみならずハードウェアの世界でも通用する」を証明する参考出品であり、スウェーデンのMind Music LabとSteinbergの協力下で実現した代物らしい。

この技術がゆくゆくどういうものに実装されていくかは、ひとまず今回のSuperboothでオーディエンスの反応を見てってことになるのかなと思います。

ソフトVSハードの競争みたいな状況続いてましたが、それぞれの長所を活かしてどう連携するか、より具体的な例を提示する頃合いに至ったのかなと思います。