Gospel Musician “FM TiNES 2.0”

Gospel Musician の FM TiNES が、エンジン改良とサウンド追加を経て2.0にアップデートの機会に半額セール中。

FM TiNES 2 - COMPLETE FM Electric Piano Library
FM TiNES 2 – COMPLETE FM Electric Piano Library

サウンドはこんな感じで、演奏技術のお蔭もあって美しく響いてます。

この製品は以前からいい音だなあと思っていたのだけど、需要に疑問があって、手を出すには至ってません。

FM音源をサンプリングしたPCMのソフトシンセって意味あるのかなと実は常々考えていたんです。
動画を見ていて、ああ、FMが活用されていた時期って他のシンセとのレイヤーやエフェクト処理等でアイデンティティを確立していたんだってことに今さら気づきましてね。
当時の音、っていうコンセプトじゃないにしても、「実際にはこのようなサウンドとして演奏される」を求めるにはPCMのほうがたしかにラクだなと。自由度より実用性というか。

さて新しく追加となったのは、リクエストの多かったこれら。

Crystal EPs, Classic Dynos, TX816 Stacked EPs, LA/MIDIed/West Coast Pianos, MKS EPs, Classic Fantasia/D50 Bells

FM TiNES 2 – COMPLETE FM Electric Piano Library

Dynos。ここではFMでのDynoですが、これも特徴的な音で愛用者が多い。
元になっているいわゆるDynoはこの動画の3分くらいのとこが特徴的。


僕もときおり使いたくなる(ニーズが無くてもです)んですけど、なかなか収録されているソフトシンセ(PCM含む)に出会わないんだなあ。
FMとはいえ、今回のアップデートに際してリクエストを汲み上げたことに軽く驚いてます。

あと言及すべき点としては冒頭の動画の5:40くらいのとこで言ってるリリース時の「キン」って音ですね。さんざんこの日記で書いてきたので超かいつまんで言うと、リリースエフェクトの鳴らないエレピ音色は気分が乗らないので使いたくならない、と。

国内向けメインストリームではおそらく先ほど書いたように需要がほぼ無いんですが、求める人にとっては至高の逸品になるんではないかなと思いました。

それにしても冒頭の動画、どうして喋りだけが左右逆相になってるんでしょうかね。