ギャンバレ・チューニング

さて、Chick Coreaが先月初旬にガンで亡くなり、オンラインで思い出を語り合う動画が幾つかアップされていて、Elektric Bandの4人による動画の長さはコメントへの回答も含めて2時間半に及んでいます。幾分飛ばし飛ばししながら見つつ、自分も青年期に受けた衝撃や影響を振り返りました。
動画の最後のほうでFrank Gambaleが「『ギャンバレ・チューニングだからこのキーでは弾けない。キーを変えてくれ』と言ったら対応してくれた」と、リーダーでありながら必ずしもChickがメンバーを言いなりにするわけではないエピソードを語っています。
で、ギャンバレ・チューニングとは何ぞやと調べてもすんなり資料が出てこず、見回っていたら英語版のWikipediaにありました。動画解説もついでに貼っときます。

1弦と2弦を5度下げ、3弦から6弦を4度上げ、ギターでは本来難しいクローズドボイシングによる和音や、サスティンを残したクロマチックなフレーズが可能となっていて、Frank自身、「存在証明(レゾン・デートル;Raison d’etre)」と語ります。ひょっとして曲名がそうなのか?
自分はギタリストじゃないのでナッシュビル・チューニングを引き合いに出されてもピンと来なかったのですが、わかる人なら「あっ」てなるんでしょう。