Felt Instrument “Wolno”

Felt Instrumentsから Wolno という名前のKontakt用フリーのピアノ音源が出ました。
インストールまでが少々わかりにくいので、製品紹介がてらご案内。

WolnoはLekkoの抜粋版としてフリー配布されます。
Get It Freeをクリックして名前とメールアドレスを入力してCheckoutすると、Pulseというソフトのダウンロード案内とdownload codeが記されたメールが届きます。
Pulseをゲットして起動したら、そのソフト上でPulseのアカウント登録をしてdownload codeを入力し、Wolnoのダウンロードが完了したらKontaktで開いて鳴らす、そんな段取りになります。
アカウント登録を2回やるような段取りのせいで少し混乱しやすいですね。

こちらはWolnoの音。

Lekkoだとここまでやれますよというデモ。

どうもパネルのデザインがベルリン・フィルのロゴを思わせたり、Lekkoのロゴも何か見覚えある感じ(モンドリアン、カンディンスキー、ドゥースブルフ…系統の何か…いや、違うな、どこか国内のメーカーでこんなロゴがあった気が、シャチハタ? 違うな)なのが気にかかります。
音はまあまあよくて、冒頭に記したとおりエレクトロニカ、とりわけHauschkaらに代表されるネオ・クラシックを好まれる方にはピンと来る感じじゃないかなと。

こういう吸い込まれるようなピアノサウンドは僕も好きで、おりにつけ、新しく買い足したりせずどうにか手持ちのもので近い音が得られないか加工も含めて試してきました。
初めてのときは、Kontaktに入っていたアップライトピアノの音を微弱なベロシティで鳴らす手法を試し、ところがちょいちょいプチッてノイズが入るため実用には少々堪え難かった。
KeyscapeやらEstonia Grandやら運良く提供いただいたPripyatやら手頃なセンで試してきたものの、正直いまだにビビッとくるものがありません。
いよいよSpitfireのOlafurを買うべきかと思っていたら、肝心のÓlafurが事故のせいで音楽スタイルを変えなくちゃいけなくなったなんてニュース見てめげちゃったり。

ともかく、フリー配布のWolnoでひとまず何ができるのかはわかると思います。
それで気に入ったら、広範な奏法と加工が施されたLekkoに手を伸ばしてはいかがかと思います。


昨日の今日でアップデートがリリースされ、リバーブやエコーのタイプが選択できるようになり、CPU負荷も軽減したとのことです。アップデートするにはPulseを立ち上げて再度ダウンロード。

Wolno - Felt Instruments
Wolno – Felt Instruments