Exacoustics “Ghost” – 次世代FMシンセ

Exacoustics “Ghost”

exacoustics
exacoustics

Rekkedに新しいFMシンセのレビューが掲載されていました。ExacousticsのGhost FM。
見た感じだとマルチステージ(セグメント)EGに対応したFMシンセってとこでしょうかね。

Review: Ghost FM synthesizer by Exacoustics

情報

  • Windows, macOS対応
  • VST3, AU, CLAP, スタンドアローン(スタンドアローン版動作は確認できず)
  • 定価$199、RTO$9.95/m

機能、操作性

ウィンドウのリサイズに未対応のようで、大きな画面だと見づらそうですね。

大まかにはFM8のようでもありますが、Vitalのように自由なマクロ操作性と秀逸なエフェクト等も備えており、制作中もライブ中も御しやすいと思います。
波形とその出力は、FM8等のように高域を省略することなくキッチリと出力していますが、そのぶん計算能力が多少かさむのと、アーティファクトも発生しやすい気がするので、扱う際には注意が必要かもしれません。各オシレーターがユニゾン機能を備えているのは面白い。

動作は未確認ですがサイドチェーンにも対応しているよう。

プリセットの内容がかなりいい。かなりいいけど、これを自力で作ると考えると軽くめまいがします。以前、FLStudioに搭載されたFMシンセだったかでスネア音色を作るって内容の動画を見たことがありますが、まさしくその音色がプリセットとして収録されている感じ。その意味ではFLStudioのFMシンセのクローンって考え方をするといいのかなと。確かに件の動画を見たときに「そんなことできるの!?」ってちょっと羨ましく思った記憶があります。

全体的な感想としては、正直、申し分がない。
RTOの価格も良心的で、今後もある程度更新が続いてくれるならなお申し分がないんじゃないですかね。