今日はかなり多め。
-目次-
Sampleson “Sandstorm”
17枚のレイヤーを重ね合わせ、重厚なパッドサウンドを奏でるSandstormをSamplesonがリリース。シンプルめな波形を膨大な種類搭載してレイヤーで鳴らす系の音源がちらほら目に入ります。負荷がちょっと気になりますね。
レイヤー内容は次の通り。サウンドの方向性がうっすらわかります。
- Strings 1 [STR1]
- Bassoons [BAS]
- Tubas [TUB]
- Strings 2 [STR2]
- French Horns [FH]
- Strings 3 [STR3]
- Pad Synthesiser [PAD]
- Upright Piano [PIAN]
- Male Voices [MALE]
- Sub Synthesiser [SUB 1]
- Sub Synthesiser [SUB 2]
- Wavetable Arpeggiator [ARP]
- Wavetable Synthesiser [WT]
- Wind Noise Synthesizer [WIND]
- Granular Synthesiser 1 [TX1]
- Granular Synthesiser 2 [TX2]
- Granular Synthesiser 3 [TX3]

Boz Digital Labs “ReCoil”

- Boz Digital Labs “ReCoil”(Plugin Boutique)
老舗Boz Digital LabsからシュッとしたデザインのスプリングリバーブReCoil。
シミュレーションものも含め、この2,3年かなりあちこちのデベロッパーからリリースされているスプリングリバーブ。既に知っている方のほうが多そうなので釈迦に説法かとは思いますが、コイル状の金属に音を響かせるタイプのリバーブで、雑に言うとプレートリバーブの省スペース版。キュンキュンいう独特の残響が「らしさ」を作ったりレトロ感を演出したりってものです。
ReCoilはアルゴリズムとコンボリューションと両方を備え、極端に短い残響から長い残響まで、またWIDTHパラメータでスプレッド感を調整できるなど、競合製品と比べてずいぶん広範な用途に使用可能と見えます。
UVI “Phasor”

こちらもレトロ感に一役二役買う、フェイザー。UVIから機能豊富なPhasorがリリースされています。さらりとしたフェイザーもいいのですが、従来のこうした毒気の強いフェイザーも楽しい。
サーバ激重だったためデモ版のチェックまでちょっと時間かかりましたが、以前の別のエフェクタのように極端にCPUに負荷がかかる感じでもないっぽく、すんなり制作環境に溶け込む印象です。フィードバックが競合製品よりもレゾネーター気味に響いて聞こえるのも面白い。
個人的にはMin, Maxのパラメータと、いちばん大きく表示されているビジュアライザーの機能とにちょっと違和感があり(Lese.ioのSweepのなるほど感をいちど知っちゃうと、ビジュアライズ止まりの機能に不足感を覚えてしまう)。イメージはしやすくなると思いますが。
W.A. Production “Loop Engine”

W.A. ProductionからはLoop Engineなるシーケンサーがリリース。個人的にはどうもこのシリーズのデザインに惹かれないのですが、動画コメントを見るとあちらではそこそこ人気があるらしく、時間を見て使い方を知っといたほうがよさそうだなあ…と思ってます。
コードタイプのTSDの表し方は面白いですけどね。
現バージョンのLogicは、MIDI FXをレコーディングしてLogicの画面で編集できるようになっているので、こうしたプラグインの応用がしやすくなっていますね。
🆓 Pulsar Audio “Smasher”
Pulsar Audio “Smasher”(Plugin Boutique)
Pulsar Audioの、いわゆる76全押しモードをシミュレートしたSmasherが、(何度目かわからない)フリーでの配布となっています。
あと、ちなみによく似た名前のPulsar Modularが本日から35%オフのキャンペーンを開催中らしく(〜3/23)。うちの記事、P42 Climax MODが最近よく検索で引っ掛かってたのはこの予兆だったのかもしれません。
Techivation “M-Loudener”

先日アンケートのリクエストが届いていたTechivationから新作M-Loudener。
デモ版が見当たらなかったため試せていませんが、動画を見る限りだと…動画音声の圧縮効果のせいでしょうか、歪んでませんかね、これ。デモ版を試してみたかった…。
Audio Damage “Replicant 3”

昔ながらのグリッチツール、Audio DamageのReplicantが3にバージョンアップ。最新版の動画がないので、v2の動画を下に貼っときます。
v3では円形のルーパーでしたが、帯状に変更され、波形が表示されるようになったみたいですね。ほかスライスエフェクト、クロスフェード、トリガーの追加、プリセットマネジャーの刷新が行われています。インストーラもいつしか少しだけカッコよくなっていたり、CLAPにも対応してます。
v2を持っている方は、チェックアウト時にREP3UPGRADEと記入すると$49で購入できるとのこと。
🆓 Neural Amp Modeler

アンプのモデリング意外にストンプボックスなど、アイディア次第であらゆる機材をモデリング可能らしく、こだわりの実現がずいぶんと簡単になったようです。
Yamaha “CK61”, “CK88”

おそらく以前取り上げたYCシリーズの延長にあるものかと認識しておるのですが、抑えめ価格で自信のある楽器群を詰め込んだと見られるキーボードがヤマハから登場してますね。
実機を触ってみないことにはタッチや重量感など確実には言えませんが、若い世代のバンドマンにはなかなか都合がいいものではないかと思われます。ベテラン勢からはスピーカーやマイク、電池駆動辺りに多少文句出るかもしれません。
“CHOMPI Club”

テープメディアっぽい動作が可能な可愛らしいキーボード、CHOMPI Club。
USB-Cで接続でき、ステレオ入出力およびヘッドフォン出力、マイク内蔵、SDカードスロット搭載とI/O関係は充実しており、インスピレーションを刺激する機能が満載。音効作家さんにとっても新たな扉を開いてくれそうな印象があります。
Eraly Birdでのプリオーダー価格が$499とされています。詳細はKick Starterページにて。
Kiviak Instruments “WoFi”
こちらもハードウェア。フランス産。
WoFI(「ウーフィ」と発音されてた気がする)という仮称でまだベータ版とのこと。下の紹介動画はだいぶ長いのですが、中盤辺りでやっと音が聞けます。
CHOMPI Clubを見たあとだと、ボタンやノブの多さに面倒さを覚えてしまうのですが、完成に向けてガンガンとブラッシュアップされてくれればと思います。
スーマリニルヴァーナ
どうもNINTENDO系音色をSoundfont化して鳴らしたもののようで、Sonic Stateによれば、このシリーズ、大量に動画になっているとのこと。
N64との互換性は不明ですが、PlogueからSFCのサウンドチップのエミュレーションプラグインがリリースされているので、似たようなことは僕らにも可能かも。PlogueのDavidの♥に火が付いてN64のエミュレーションプラグインも開発開始されるかもしれませんね。