NI Reaktor 6.5 ベータ版段階に

最新のPC環境、Mac環境への対応が遅れているNIですが、ユーザーからつつかれてようやくReaktorのApple Silicon対応およびVST3対応に進んだようです。
しかしながら昨年末ごろに目処が立つ予定だったものの、越年してしまったもよう。
VSLもそうでしたが大手の遅れがちょっと目立ちますね。
forumを眺め回していると、「Rosettaで動くならそれでいいじゃねえか」に「うちの環境ではReaktorだけのためにRosettaを使ってるんよ。肝心なとこでタイムラグが発生するし…」なんてレスも見かけます。スペックを活かせない不満はそりゃあるでしょう。
いま現在、この知らせに対して大きな反応はありませんが、こんな書き込みもありました。
つまり、FM8がVST3に対応したと聞き喜び勇んでアップデートしたが、VST3の特徴が活かされるでもなく、バグが残ったままVST3の形になっただけだった、と。
新しい環境で安定して動いてくれさえすれば最低限の希望に適うわけですが、画面の拡大縮小やらバグ潰くらいはしてくれてもいいよね、と確かに思います。
- Appleシリコン互換性情報 – Native Instruments(https://support.native-instruments.com/hc/ja/articles/360014683497-Apple%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%B3%E4%BA%92%E6%8F%9B%E6%80%A7%E6%83%85%E5%A0%B1)
- Apple Silicon Compatibility News – Native Instruments(https://support.native-instruments.com/hc/en-us/articles/360014683497-Apple-Silicon-Compatibility-News)
Nembrini Audio “MP1 Pro”

やや後発ながら積極的な開発意欲を見せるNembrini Audioから80年代調のサウンドメイクが可能なプログラマブル・チューブ・ギターアンプ MP1 Pro がリリースされました。
Delay, Modulations, Reverb, Filters Cleaner, Noise Gate, Compressorを搭載し、4種類のマイクから2種類を選択、IRローダーなど、先のJMP Pro Valve Guitar AmplifierやBass Driver同様に細かな作り込みが行えるようです。
AudioBrewers “ab vortEx”

狂気的な音響表現を得意とするAudio Brewersからab vortExがリリースされています。アンビソニックスに対応し、チャンネルごとにデコードされます。
残念ながら相変わらずデモ版の配布がないので、説明書きで知り得る範囲の情報になりますが、パラメーターをXYパッドでダイナミックにコントロールしたり、モジュレーションさせたり、反射音の変化するさまを楽しむような使い方。
これまでにも興味深い製品が幾つもリリースされており、今後もウォッチし続けたいデベロッパーの一つです。