DTM関連情報 1/27

懐かしい感じのFKFX “KrishnaSynth”

KrishnaSynth - FKFX
KrishnaSynth – FKFX

初期のプラグインソフトのようなサウンドを持つKrishnaSynthがFKFXからリリースされています。いうてももう令和ですよと思いながらフリー版をインストールしてみたら、ほんとに初期の音でした。今そういう音が必要になるとは考えにくいのですが、世の中、どういうニーズがあるかわかりませんので、紹介しておきます。

FKFXさんのポテンシャルが今ひとつ掴めませんね。

Arturia 製品 50%オフ(〜2/13)

ArturiaのV Collection 9, FX Collection 3, Pigments 4が、2/13までPlugin Boutiqueでだいたい50%オフのセールとなるようです。

Pigmentsはリリース以降ずっとセール中な気がするんですが、気のせいですかね。

IK Multimedia “iRig Stream Mic Pro”

iRig Stream Mic Pro - Compact multi-pattern microphone and stereo/4-channel audio interface
iRig Stream Mic Pro – Compact multi-pattern microphone and stereo/4-channel audio interface

マルチパターン・コンデンサー・マイクであり、スマホにも対応し、24bit/96kHz対応のオーディオI/F機能が統合され、ヘッドフォン出力ありってことで、ややこしくなりそうなマイク周りが少し整理されそうな出で立ちですね。サウンドクオリティについては実際試してみないことには何とも言えません。
英語版ですがマニュアルが既にメーカーサイトにアップされているので、気になる方はあらかじめお読みいただくとよいかと思います。
€169.99と、まあまあな価格です。

Big Fish Audio “Vintage Country”

Big Fish Audio - Vintage Country - A complete set of 50s to 60s Country virtual instruments
Big Fish Audio – Vintage Country – A complete set of 50s to 60s Country virtual instruments

国内ではあまり人気のないジャンルであるカントリーですが、海の向こうでは素敵なアーティストが出現するたびに再燃という感じなのと、EDMとの親和性の高さでも人気。

BIG FISH AUDIO社製 ソフト音源 「VINTAGE COUNTRY」の製品詳細情報ページです。

ふだんならここで取り上げないんですが、紹介動画はともかく製品ページで聞けるデモがいい仕上がりだったので、取り上げときます。

情報

  • Kontakt 7.1.3以上(たぶんKontakt Player対応)
  • 定価$199.95、イントロ価格$169.95

マニュアルを見た感じだと、各インストゥルメントについて特に触れていないので、別段難しい打ち込みをしなくてもオーソドックスな作り方でカントリーっぽさが出せるのだろうと推測します。NFRの入手が間に合わなかったので、現状まだ強くオススメできませんけどね。
バンジョーやドブロ、ペダルスチールなど、これまた案外収録されるライブラリーの少ない楽器が収録されているので、来たるべきときに向けてのアーカイブとして持っておいてもいいのかも。
内容の割に容量が小さめ(3GB)なのが若干気にかかりますかねえ。

追記 NFRをいただけたので、正直に使用感書きます

まずKontakt 7以上対応なので、意外とアップデートしてない方が多いんじゃないかと。
うちもそうだったんで、この機会にKomplete 14にアップデートして動作確認しました。なので、Kontaktをアップデートしてまで使う魅力があるかという見方になってしまうのですが、その答えははっきり言ってNoです。

デモトラックを聞くと随分なリアリティで鳴っているように聞こえますが、これ、所収のフレーズサンプルを組み合わせたもので、一般的なインストゥルメントとしては、たとえばハンマリングオンやスクープしたようなサンプルが収録されているわけでもなく、サスティンとミュートの違いこそ収録されてはいるものの、基本的にサンプルがただ音階ごとに並んでいるだけで、デモトラックレベルのものを作るのは非常に厳しい。
たとえ楽器が豊富に収録されていようが、奏法をソフト側が巧みにサポートしてくれないなら、およそ現代に見合った製品とはいえないし、ましてやKontakt 7にアップデートしてまで手に入れるものではない。