Mononeonがカバーしたほうが19万再生いってて、原曲は一度消したのかわかりませんが5万再生に留まっているという、 Janet Jackson “Control”のバンドリミックス。
ブツとしては7年前のもので、ちょっと古いのですが、最近自分もサボり気味だったので採譜してみました。
時期的にもこういうキメキメのスタイルが流行ってた頃ですね。Dirty Loopsとかあの辺。
目立ったフレーズとざくっとしたコードだけです。和音が混ざって聞こえるとこは、印象でカバー。
当然のことながら楽曲の著作権は原曲作曲者およびアーティスト、アレンジにも著作権がありますんで、消せと言われたらすぐ消します。
どういうルート音になったときにどういう積みを使うか結構クッキリと出てるので、このジャンルにおいては教科書的な感じがしますね。つまり、これをスタート地点として考えていく、と。
ただ、まあ何といってもMononeonがカバーしたほうのベースのフレージングの凄さが際立つというか。出しゃばってるように聞こえるけど、「ここにまだ美味しいポイントが残ってる」ってのが示されている気がします。なので全体のバランスが崩れるわけではない。凄いことをやるんでなく妥当なものを片っ端から突っ込んでいってる。
既存のオケでこれをやるなら頑張りゃ出来るって話で、だけどライブでもこれをやるし、ライブを動画でアップするときにミックスする人も(動画編集者も)当然のことながらそういう美味しい部分をいちいち拾って編集するわけで、すごいよねえ…。
さて、グルーブ感とわりと王道なキメと多彩な展開って以外に目に留まる点としては、どうも全パート、このDonyeaって人が演奏していることになっている点が1つ。マルチ・インストゥルメンタリストが海の向こうでは結構ふつうだとしても管楽器もなのかなあ…。
それから、ちょうど2ページ目の終わりにあるキメでのディミニッシュがいかにもゴスペルチョップ系って感じの使われ方だなあってのと、この時期に一部でよく使われたm∆7、dim∆7の形が影のようにちらちら見えるとこ。自分もこの辺りの時期で、この和音の使える場面をいろいろ試してましたねえ。特に誰からも反応ありませんでしたが。
あ、あとサビがjust the two of us進行の変形。国内では自分も含め猫も杓子もですが、あちらはもう少しヒネるんかなあという漠然とした印象があります。とはいえ、MAXのようにかなり露骨に使ってる人もいるので(MAX – Checklist (feat. Chromeo) (Official Video) – YouTube、MAX, Felly – Acid Dreams (Official Video) – YouTube)ひと括りに言うのは乱暴そうよね…と。