DAWごとの歪みの違いの活用を考える

連休最終日ですか。なるほど。

何度も書くようでアレですが去年のあのイベント以降あれもこれも勉強してて気付いたことの1つですが、いわゆるミックスの手法というんですかね、王道というか約束事として教わってきたものと違うなと思わされる局面が多いです。
と、これもここの日記に書いたんだか書いてないんだか忘れちゃいましたけど、たとえばPEAKランプついちゃダメとか、デジタルクリップさせちゃダメとか。
そういうデータはエンジニアに突き返されるみたいなとこがかつてはありましたけど、個人が作品を流通に乗せられる時代になってはや幾年月、そうしたエンジニアを介さずに済むようになった恩恵の一つですかね、デジタルクリップも’もののありよう’として真っ直ぐ聞き手の耳に届けられるようになったなと思います。

かつてアンプで歪ませるのはNGだったけど、そのうちどのアンプで歪ませると面白いかって時代を経て表現の一部になった、それと似たような、どのDAWでクリップさせると面白い音になるかみたいな。
だからクリップさせたデータも一つの表現の形と受け容れてくれる柔軟な姿勢のエンジニアさんじゃないと、言い方はアレですけど、どんどん現場から遠ざけられてくかもしれません。
新しいものが正しいのか古いものが正しいのかっていう話じゃなくて、自分の常識と合わないものも手段の一つと見なせるかどうかという話。

この間、別件でミックス用のパラデータを渡したんですが、僕の中ではパラデータを渡すってことはパンもオートメーションも空間系エフェクトのデータも全て初期化して渡すという意味なのだけど(実際そうでないデータを渡して叱られたこともありますし)、パンとかオートメーションとか空間系エフェクトの設定値を、あなたの仮ミックスを元に耳コピするのは厳しいです的な感じで返事が来てギョッとしてしまいました。
それはミックスではなくトラックダウンだけするということではないの?と思ってしまったのだけど、単に僕自身の見聞が少なかっただけなんでしょうね、たぶん。改めてデータを渡して事なきを得たと。

日頃の行いなのかわかりませんけどもw、そうした場面に立ち会って知る機会を得られるというのはすごくラッキーと思った次第。