
Dancing Astronautに、彼らが注目した2022年の注目トレンドが5つまとめられています。こういうのが流行ったよってのでなく、あくまで記事執筆者が「ダンス」という観点で注目したトレンド。
これも、超ざっくりとまとめます。
メインストリームへのハウスの方法論の浸透
ビッグルーム・テクノの台頭
90年代レイヴの再興
デスティネーション・フェスティバルの定着(アーティストの誘引力)
Tiktokのバイラリティはいまだ健在
イメージ的には、CM用の曲に人気が出てフルバージョンが作成されるみたいな。新旧レイバーの混交。
いずれの流行も昨日今日始まったものではなく、想定以上の波の高さになったり、潮目に変化が表れたりと、そういった注目の仕方。イベントの誘致や宣伝告知と、もちろん財政出動はあるでしょうし、それらが欠かせないものですが、記事を読む限り、それ以前に文化それ自体のエネルギーが滾って実現されてる感じ。精神力や政治力に「欲」が単純に勝るのだと、過言かもしれないけど。
コロナ禍で2年もの間さまざまなものが静止したり、ものによっては廃れてしまったり、そういった影響が大きく表れた部分もあれば、種火にようやく勢いがついたものもあると思います。
国内でも一部の業界でこの風潮を真似た実験を行なってるっぽいとこがありますが、正直まだ、うちのような片田舎住みの人間の目に入るような盛り上がりに至ってない印象です。まだまだ文化圏同士の対立や奪い合いのほうがずっと目に入りやすい。
その意味でも、この元記事にさまざまな示唆が含まれているように思います。非常に興味深い。