Sixth Sample から OTT 風のコンプレッションに歪み要素を加えられる Cramit がフリーで配布されています。Sixth SampleとIntegraudioとどちらがデベロッパー名かよくわかりませんが、以前Deelayを取り上げました。UIが、なんだか見たことあるような感じ。
歪み要素、つまりウェーブシェーパー部分はTypeノブでぐにゃぐにゃプリセットされた範囲で変形できます。形状の自作はたぶん不可。帯域の設定もプリセットから動かすことはできません。おそらくAbleton LiveのCompressorのプリセットOTTでの設定内容そのままだと思います。
ウェーブシェーパーはほぼ見たままの機能で、特に説明を必要としないでしょう。
面白いのは、左側の3バンドのコンプレッション表示における矢印部分をクリックするとスレッショルドの値が逆になりエクスパンションとして働くようになる機能。むしろ、こちらの機能のほうが有用に見え、ともすればOTT一辺倒でダイナミズムに欠いた曲になってしまうところに変化を与えることができそうに思いました。