最近は全然こちらの製品を取り上げてないAPDのブログで、リバーブの成形方法が扱われていて、要するにサイドチェーンを使ってドライとウェットを分けちゃいましょうと。手法については、この日記でも少し書きましたし、APDブログ内の動画でもわかりやすく記されているのでここでは説明しません。
おまじない程度の話、サイドチェーンを使うならコンプじゃなくダッキングを使うようにしています。こっちのほうが後々のマスタリングで歪みにくい気がします。
複数のリバーブを使ったり曲の使用帯域が極端に広い場合、その中に重要度の低いリバーブが使われているときは、そのDiffusionを下げて質を悪くしたほうがむしろリバーブ感が強まる上、音圧を害するリスクが低まります。
リバーブのローカットについても触れておくと、ひところはバリバリ低域をカットしてチャリチャリなリバーブにするパターンが多かったのですが、その流行りも若干揺り戻してきている気配。少なからずシティポップ調が流行した影響なのかなとも思いますがハッキリはしない。
とはいえ、いわゆるプラック系の音色に対してはローミッドがかなり強めに響いてしまうのが厄介で、リバーブ内のローカット機能ではなく、AUXでリバーブの前にEQを挿すか、またはTransient Shaper(Logicの純正エフェクトだとEnveloper)でアタックを削ってリバーブを与える手法が可能。
今はOeksoundのSpiff(持ってない)みたいなのもあるので、帯域と時間軸を上手く組み合わせて処理するのがよさそう。