見るからに、Cableguys | Audio Plugins の Kickstart 。少しだけ掘り下げてみました。
メイン画面はシンプルでとてもわかりやすい。問題はトリガーさせるときの設定。
サイドチェーン方式の制御と比べて、わかりやすいという人もいればわかりにくいという人もいそう。
サイドチェーンの視認性は Reason よりわかりやすいものはなく、今の各DAWの課題の一つじゃないかって気がします。
オプション画面を開くと Retrigger という設定項目があり、MIDIキーボードのMIDIチャンネルとMIDIノートを指定することになります。
これで、MIDIキーボードの指定ノートを叩いたときにポンピングが起きます。Retrigger と1-shotの違いは、鳴らしたらわかると思うので割愛。
MIDIキーボード叩いたらその音鳴っちゃうのが面倒なとこで、MIDIキーボード側でMIDIチャンネル切り替えるのがしんどい場合には以下の方法が有効。
- 選択中のトラックのMIDIインプットモニタリングをOFFにする
- 無音のインストゥルメントトラックをアクティブにしておく
- スクショのようにトラックインスペクターでフィルターをしてやる
MIDIキーボード抜きの状態でトリガーを受けるのは、VSTの仕様を使えるCubaseなりLiveなりStudio Oneなりを使うのが理想。
Logicを使って力ずくで行うには、
- Macの Audio MIDI 設定で IACドライバー をOnに
- Logicの新規トラックの「外部MIDI」で IACドライバーを 選択
- このトラックにトリガー用の信号を打ち込み、 Kickstart の Retrigger に IACドライバー を設定する。
レイテンシーはそれなりに発生する場合、リアルタイムでは仕方ないけど、Logic再生時であればトラックインスペクターのディレイをマイナスの値(ご利用の環境によって数字の大きさは違ってきます)に設定しておくといいと思います。