Boz Digital Labsから Transgressor 2 のお知らせあり。
定価が$149で、イントロ価格$29とあります。
Bozの名は以前から知ってましたが、ベースを生で録る必要が生じて手持ちのコンプやらアンプシミュを通してもドライブ感が出ず、Manic Compressorを使って始めて地に足がついたサウンドになって以降ですかね、動向を伺うようになったのは。
Transgressor 2はトランジェントを元にEQ/フィルター処理を加えるコンプで、特にそんなに目新しいものでもありません。類似品はたくさんありそう。
Bozらしく、視覚化された情報は雑然としてますが、それはともかくとしても、これらの視覚情報に助けられるって人は多そう。
Mixレベル、Lookahead値、リトリガー値、トランジェント検出用スレッショルド、サイドチェーンの選択肢(EXT/INT/MIDI)、サイドチェーン信号に対するフィルターなど、あるに超したことはないパラメーターが一通り備わっています。
サイドチェーンの選択肢(MIDI)というのは、(説明しつこいかもしれませんが念のため)Transgressor 2をAU MIDI制御エフェクトとしてインストゥルメントスロットに挿入し、エフェクトをかける対象をサイドチェーン入力に指定して出力をコントロールする手法となります。
試してみたのが上のアニメーションGifで、きっちりかかってくれるのは確認できましたが、MIDIによる擬似トランジェント信号はベロシティがものすごく小さい値の範囲でのみバラつきを与えられるらしく、この仕様の意味に若干首をひねりました。
EDM系の少々ギミックっぽい手法、もしくは生録でのバスドラからトリガー信号を作って、Transgressor 2で使うみたいな比較的限定された用途になると思うので、この辺りはそんなに気にしなくてもいいのかなと思いますが。
要不要でいうと、「これがあればあのとき助かったのに!」って場面が記憶にないのでとりあえずうちではスルー。