BeatSkillz “SampleX”

BeatSkillzからRetroVOLTというサンプルサイザーが比較的お求めやすい価格で登場したってニュースを見て、「サンプルサイザー」が何を言わんとしているのかわからんのでデモ版を落として試すべえと思ったらデモ版の配布がありませんでした。
買うほどまでの魅力を感じなかった(!)ので取り上げるのをやめようと思った矢先、今度は同社から SampleX と称するビンテージ・サンプラー・イミュレーターが登場したというニュース。
こちらはデモ版があるそうなので、チェックしてみることにしました。

基本的にはサンプルレートとビットデプスを下げる、その前段階にフィルターをくぐらせられるというシンプルな仕組みで、ここまでなら今どきの各DAWに純正で備わったLo-fi-er等で代替が利きます。細かくサンプルレートを指定できるのは地味に有り難いですけどね。

Logic Pro X : Bitcrusher
Logic Pro X : Bitcrusher
AUDistortion
AUDistortion
Ableton Live : Redux
Ableton Live : Redux
Steinberg : bitcrusher
Steinberg : bitcrusher

Shiftというノブは、低いサンプリングレートの音源で聞けるリンギングを調整できる独特なパラメーターで、確かにLo-fi時のリンギングは印象をかなり左右するので、調整できるのはGoodだと思います。
たまたまエディタ表示にしてみたときにComp Powerというパラメーターを見つけたんですが、これはマニュアルにも説明が見当たらずOn/Off切り替えても何も起きなかったので機能不明。
あと画面左下のフロッピードライブ部分はただの図案で何も起きません。

さまざまなサンプラーをシミュレートできるようにプリセットが揃っている、そのプリセットの値は、メモっておくと意外と役立つかも。