Arturia “Dist COLDFIRE”

Arturia からさまざまなディストーションアルゴリズムを合成、コントロール可能な Dist COLDFIRE がリリースされました。海外各誌が待ってましたとばかりに飛びついてます(アフィ関係かもしれないけど)。

ディストーションってたしかにDAW上での作り込みが難しいエフェクトの一つだなって思います。その不便だった部分を全部内部でコントロールできるようにしましたって感じ。どっちかというと、Reason Studiosのデバイスにありそうな組み上げ方というか。
2つまでのアルゴリズムを数種類の方法で共存させることができ、Dry/Wetバランスが付属し、Pre/Postにそれぞれフィルターがつき、テンポ同期型のオーソドックスな、あるいはマルチセグメント型のLFO、エンベロープフォロワー付きと、基本機能として欲しいものが全部組み込まれているので、いわゆるプラグインソフトのディストーションとしてはほぼ完成形と言っていいと思います。ただし、アンプシミュ的な加工や、少し故障したようなテイストを欲する場合には、もういっちょ噛ませる必要があると思いますが。
ともあれ、古き良きテクノの香りを漂わせながらも、先進的技法を可能にしているのはポイント高いです。

NIもiZotopeもIKもUVIも開発大手として君臨しているものの、ArturiaはArturiaで彼ららしさを崩さず粛々と開発を続けてるな、って感じ。いい製品です。

  • Windows, macOS対応(Silicon対応)
  • VST, AAX, AU対応
  • NKS対応
  • $99