【終了】ArtistData

ArtistDataもついにその役目を終えるようだ(Sonicbids To Shut Down ArtistData Next Month – hypebot)。

帝国データバンクの倒産速報みたいになるつもりはないが、何かと終了系記事を取り上げる、ここんとこはどうやら忙しくなるとネガティブ趣味になる私だ。

【終了】Redmatica

 

【終了】 Peak

【終了】 NorthSound , G6.com

Appleによる Camel Audio 買収の噂

Artistdataについてはほんの少し触れる程度で何度か日記で取り上げたことがあるが、音楽関連のSNSが雨後の竹の子の如く乱立した時期に、「これからはライブ情報を発信するSNSの時代だ!」とばかりに、多くの同様のライブ情報SNSを一元管理するような形で屹立していたもの、そう記憶している。
多くのそうしたSNSがマネタイズにうまくいかず倒れていく中で、ここまで保ったのは正直すごいと思う。
というか、そうしたSNSの幾つかは、場合によっちゃアーティスト側が仕組みをよくわからないまま登録料をガツッと取られるようなサービスだった。
詐欺というわけではないが、ああ、これはそういう商売なんだと感心させられるとともに、今の時代は「私、音楽しかできませんが、すごい音楽作れます!」ってアピールが”私はカモです”というアピールになりうるのだなと思わされ、戦慄したものだ。
ArtistDataはそれらに比べると圧倒的に健全で、だけれどもAcquireつまり買収などのリクエストを受けることがなかったような気がする。

いま改めて私の履歴を見てみたら2012年辺りは几帳面にライブ情報を管理していたらしいが、2014年辺りにライブどころじゃなくなって来た頃にはその律儀さも沈黙してしまったようだ。
上のキャプチャでは、他のソーシャルネットワークとのデータベース連携がリスト化されている。当時はこのリストが3倍ほどの長さあったと思うが、そんなこんなで次々と姿を消していったと思われる。

個人的にArtistDataがいかんなあと思ったのは多言語対応できていなかったこと。

海を渡った活動を視野に入れる人にとっては英語でのアピールなどできてよいのだけど、当時の私にとっては結局ライブ情報の履歴を残す役割にしかならなかった。
たしか私の古巣クリプトンもライブやパーティイベントを登録できるgigle (ギグる)をサービスしていた記憶があるが、あれも噂を耳にしなくなった。

ArtistDataを運営するSonicbids自体は、そのブログでアーティストの活動のためのノウハウを伝えたり、これまた取り上げたようにEPKなど活動をさらに広げるツールに対して非常に積極的に取り組んでいる会社なので、この先も汎用性の高い良き情報を引き続き積極的に提供してほしいと思うのだけれど、もしも体力が充分でないなら、その業務縮小も受け入れなきゃいけないだろう。
少しセンチメンタルになってしまうニュースだった。

Electronic Press Kitの普及に期待したい