Anemond “Sloom”
Anemondなるデベロッパーから、最近地味に流行っているスペクトルいじり系のタイムストレッチエフェクターSloomがリリースされました。
グラニュラーエフェクトもまだ元気ですが、その欠点を補うみたいなノリが界隈にはあるんですかね。
機能、操作性
このタイプのエフェクトは以前取り上げたGS DSPなんかが自分のイチオシなのですが、選択肢はもっとあっていい。これまでの定番でいうとPaulXStretchのほうがわかりやすいですかね。
GS DSPがコンパクトで扱いやすいように見えて案外難解なのと比べると、Sloomはインターフェースが整っていて、初めて触る人にも比較的わかりやすい。スペクトルにフリーハンドで手を入れられるのも非常に面白い。
ただそのぶん、わかっている人ならやりおおせるムチャがSloomではできないのが残念ではあります。ムチャとは、たとえばピッチ変化とか分布の反転とか。
そういったとこで考えると、出来ることはグラニュラーとあまり変わらないふうにも思います。
Logicでは非対応ですが、Ableton Live(VST対応ならOK?)ではリアルタイムにレコーディングしつつタイムストレッチをかけられます。ちょっと時間がなくて細かい操作までは調べられていませんが、使い方次第ではけっこう面白いことができそうですね。