Aloha by Elk : 遅延1msとおっしゃる

https://alohabyelk.com
https://elk.live/

ネットワークを通じたレコーディングってことで、色んなものが試される中、以前うちで紹介したLISTENTOが今更ながらに話題に上る昨今でありますが、2021年に Aloha by Elk ってのが新たに登場するそう。
かいつまんでいうとフルパフォーマンスを得るためにはAloha用のハードウェアの導入と有線環境が必要(Wi-fiだと不充分とのこと)で、なんと遅延がわずか1msだとか。
Elkってのはエッジコンピューティングを利用してVSTプラグイン等を高速処理させるのに長けた企業で、実はこのニュース(Retrologue がハードウェアに? – makou’s peephole)のときにも噛んでたっぽい。

Elk introduces low latency online jamming breakthrough with Aloha – gearnews.comによれば、上述の「Aloha用のハードウェア」はADATポートでオーディオ入力を受け、有線接続したルーター経由で送り出されるらしい。もちろんMIDI情報も同様に。
いかんせんまだベータの状態で、ここからどれだけ精度を上げたり機能がまとまっていくのかもわかりません。技術力はまったく疑ってませんけど、物理/論理的な限界を超えるのは実際極めて困難ですし、能力の高い人(演奏家に限らず聞き手も)ほど微細な遅延/ピッチ/音色の変化に敏感なもんですから、レコーディング用途のソフトってふうに打ち出さず「Let’s Jam」って触れ込みに留めたのは賢明かもしれません。

ひとまず、ベータのWaiting Listに登録させてもらったので、案内来るまで待ってみようと思います。