Adele はア「デ」ル

I Drink WineをリリースしたばかりのAdeleですが、その記念パーティで、ロンドンに住むファンからのメッセージに対して「完璧に名前を呼んでくれた」と語る一コマがあったとのこと。

曰く、Adeleの読み方は「ア」デルではなくア「デ」ルと、2音節目にアクセントが来るのだそうで、自身の生まれ故郷と同じ出身かと思ったと語っています。

好きなアーティストの読み方を間違えて覚えていることはあるにしても、アクセントまで気にすることは日本だと多くないと思います。とはいえ、アーティスト自身は自分の名前にそれなりのこだわり、アイデンティティを持っているわけで、正しく呼んでくれたら嬉しい、言うまでもありません。
かといって、もちろん間違って呼んだらそいつはニワカだみたいに排斥的に対応するのも、好ましい態度と言いがたく。
しつこく訂正するのも邪魔くさいですし、正すタイミングを逃してしまっている方も実は多いかもですね。

日本語の場合、よく言われることですが、初見の無意味な文字列でも不思議と何らかの(似た文字列の言葉からの連想で)アクセントつきで読めてしまいます。無意味な漢字を並べてもそれなりに読めてしまうし、英語圏の人でも無意味なアルファベットの文字列をそれなりに読めてしまいます。
明示暗示を問わずルールが存在するからで、このルールが世界共通かというとそうではなく、語族その他の影響を受けていたり、ものによっては方言だったりもします。

いい言葉ではありませんがいわゆる「百姓読み(慣用読み)」で定着したもの。日本に限らず海外でも意外と多いですよね。字面と全然違う発音も多々あります。