オートメーションパラメータ自動選択がフェイキーな場合について

解決済みの人も多いと思うのですが。
Kiloheartsのプラグインはなかなか面白いのだけど、Logicからだとオートメーションできない(ように見える)のが難点です。なので、一応書いとこうかなと思った次第。

うちでは、「Readモードでオートメーションパラメータを自動選択」を基本入れっぱなしにしている(これはこれで困る場合もあるのでキーボードショートカットでOn/Off切り替えられるようにしてある)ので、オートメーションを書き込みたいときはプラグインのコントローラを一度触って選択状態にするのが手順の一つになってます。

ミックスメニュー
ミックスメニュー
MIDI FXのLearn Plugin Parameterも同様の機能。
MIDI FXのLearn Plugin Parameterも同様の機能。
kHs Filterの場合
kHs Filterの場合

MIDI FXにもLearn Plugin Parameterがあったり、Smart Control機能でもこの手のLearn機能が活用されるんですが、Kiloheartsのプラグインはこれらに反応してくれない。コントロールに触ってもオートメーションパラメータの自動選択はされないし、MIDI FXやSmart Controlへの割り当てもなされません。

Kilohearts以外でも同じ現象が起こるものがたまにいて、おそらく描画上の細工が邪魔しているか、パラメーターにフラグが立っていないかそんなとこだと思うんですが、この場合、プラグインの画面をコントロールに切り替えて数値をマウスでぐりぐりすれば設定完了します。
ただし、このkHs FilterでいえばEnabledやTypeのような数値っぽくないパラメーターはぐりぐりしても(ぱっと見では)値が変わらず、「おや、操作を拒絶してるのかな?」と思わされてしまいます。でも実際にはすっごく細かい数値(65,536段階?)で管理されていて、数値は変わっているけど値が変わらないってだけで、ちゃんとLearnが機能します。

おそらく違うDAWでもこうしたパラメーターが割り当て不能になっているように見えるかもしれませんが、プラグインの持つ操作可能パラメーターをリスト化する機能をDAWが持っていれば難なく設定できるはず。

ただし(「ただし」ばっかりだ)、プラグインの前面に見えるパラメーター名と、プラグイン内部で持つパラメーター名(これはLogicでいうコントロール表示に当たる)やトラックのプルダウンメニュー等で選択できるパラメーター名とは必ずしも一致しません。

Zenology FXのプラグイン画面
Zenology FXのプラグイン画面
Zenology FXのプラグイン画面(コントロール)
Zenology FXのプラグイン画面(コントロール)

それは、大急ぎで作ったか何かでトチってしまったためか、汎用性を持たすためにあえて一貫したコントロール名にしなかったか、どちらかと考えられます。
とはいえ、たとえばOn/Offしかないパラメーターなどはチェックボックス方式になっててもいいかなと思いますし、可能であればパラメーター名が一致していてくれると使いやすくていいんですけどね。