Ableton Live 11.2 アップデート

Ableton Live 11.2 アップデートがリリースされました。

平日は集中力を使い果たしてしまい、最近は土日しか制作作業できません。Macが新しくなったので遥かにマシになったものの、それでも月次で依頼されている1曲を片付けるのが精一杯。

Reduxのハイクオリティオプション
Reduxのハイクオリティオプション

それはさておき、アップデート内容としてはAUv3への対応、リバーブアルゴリズムの改善(CPU負荷軽減)、チューナーでの異名同音表記対応、Reduxのハイクオリティオプション(デバイスタイトルバーを右クリックで表示;右図)、マクロにおけるMap/Unmap表記の修正、プラグインのエラー表示箇所をステータスバーに変更、Macシリコンにおけるmetalレンダリングによる処理能力向上(Metalの概要 – Apple Developer, Metal (API) – Wikipedia)、キャプチャーMIDIの動作改善、コントロールサーフェスへの対応の改善などがまとめられています。

M4Lにおいては拍子記号が調べられるようになったそうで、音楽スタイルへの対応が広くなるかもしれません(そのタイプのデバイスを使ったことがないのでわかんない)。

そういえば今さら書くことでもありませんが、Live 11でカテゴリーフォルダに分けられるようになったAudio Effectsは、右クリックして「フォルダ内でグループ化」を外すことでLive 10までと同様フラットに使えます。

追記

Windowsおよび一部のmacOS環境でプラグイン動作がかんばしくないバグ報告が上がっているようです。使用しているマシンの構成に合わないアップデータ(macOSの場合だとUniversalとIntel-onlyの2種類あります)を使用していないか確認してください。

古いバージョンのAbleton Liveに戻したい場合、ダウンロードアーカイブのページからゲットできます。ただし新しいバージョンで保存したLive Setは、古いバージョンで開けない可能性があることに注意してください。

任意のバージョンのLiveを使用するには、Abletonアカウントが必要です。アカウントは簡単に作成できます。

大きなバグがある場合、比較的すぐに修正バージョンが配布される傾向があります。

メジャーアップデートがリリースされたとき、我先にとアップデートする風潮が最近強いようですが、濃い制作作業を行なっている最中のアップデートは作業に大きな支障をきたす可能性があり、危険です。他のユーザーを人柱に使うような強かさが必要。