808 Kick をシンセで再現してみる

調べ物してたら、RedditのSynthRecipesで3月のコンペとして808のキックの音を作るコンペが開催されてるのを見つけた。そして、まるでコメントが付いてない。

以下の記事で作成した音色プログラムをGumroadで販売しています。

■目次

ES2

応募する気はないが、Logic Pro XのES2で試してみた。制作時間は正味40分くらい。

ES2の設定
ES2の設定
Smart Control側の設定
Smart Control側の設定
  • GM配列のBDの位置C1で鳴らす前提。
  • コンプなどプラグインエフェクトは使わず、歪ませるならES2の内部のみという前提。
  • 独特なパツッていうアタック感を作るのは早々に諦めて(理由は話が長くなりそうなので割愛)Osc StartをHardにした上でLPF CutOffをしぼって近づけた。
    だがSine LevelはLPFがかからず、アタックの明度調整の邪魔になるだけだったので、音を太くするのには必要だけど控えめに抑えた。
  • EGのアタックはSmart Controlからだとコントロールしにくいことが発覚。
  • 元々の808のキック音はアタックのあとのほんのわずかな一瞬だけ音が痩せるのでBand Rejectでその帯域が痩せるようにした。
  • モノラルだと面白くないのでAnalogをいじれるようにして、Smart ControlでStereonessってパラメータ名にした。
  • 909izeってのをいじると909っぽいアタック感になる。
  • アタック感がキレイ過ぎたので、高速のLFOを利用してほんの少しだけ汚せるようにした。

必要でしたらどうぞ。

Alchemy

Alchemyの設定
Logic Alchemy

ES2より細かく作り込めた。
Performノブは、音のバリエーション作りの個人的趣味でアサインした。歪み系とか音の太さとか。
こちらもご入用ならどうぞ。

おまけ

おまけ
おまけ