UVI “Falcon”

UVI Falcon を新しく導入してみました。

UVI Falcon - Creative Hybrid Instrument
UVI Falcon – Creative Hybrid Instrument

正直なとこレスポンスはあまりよくないです。
あとプリセットサウンドのテイストは2時代前くらいの印象。
ただReaktorやMax等で組み立てていくほどの知識がなくても、オリジナルのシンセを組み立てていくような面白さがすごくあります。

UVI Falconのハイブリッド性

ハイブリッドと名乗るだけあって、

  • Analog
  • Analog Stack(8個の異なる設定のオシレーターをユニゾンで鳴らせる)
  • Drum(シンセドラムの音を作れる)
  • FM(波形は正弦波のみ)
  • Noise(15種類のノイズオシレーター;パラメーターは1個または無し;ビットノイズ作れる)
  • Organ(想像通りのもの;Percussionはきちんとモノフォニック)
  • Pluck(撥弦楽器の物理シミュレート;かなり設定項目が多め)
  • Wavetable

とシンセ部分のみについても多機能。
エフェクトの種類はそれに比べるとかなり劣りますが、扱いやすい部類だと思います。

UVI Falcon Box [ModelList]
UVI Falcon Box [ModelList]
UVI Falcon [Modulation Source List]
UVI Falcon [Modulation Source List]
UVI Falcon FX Spark Reverb
UVI Falcon FX Spark Reverb
UVI Falcon Other FXs
UVI Falcon Other FXs
UVI Falcon Noise
UVI Falcon Noise
UVI Falcon FX Stack
UVI Falcon FX Stack

UVI Falcon IRCAM Granulator
UVI Falcon IRCAM Granulator
UVI Falcon Pluck
UVI Falcon Pluck
UVI Falcon Wavetable [WaveList]
UVI Falcon Wavetable [WaveList]

操作性がネックか

搭載されている波形はかなりの数で、Wavetable用のgrowl, scream系の波形は下手にMassiveで組み立てたり微調整加えようとするより圧倒的に即戦力としての価値が高いです。
ただしMassiveでいうPerformの部分、FalconでいうところのMulti Envelopeは自由過ぎてしんどそう。

Wavetable波形へのアクセスがラクなのと、そもそもMultitimbralな音源である融通性も考慮すると、ガンガン波形を差し替えて都度bounceして、bounceしたものを継ぎ合わせてフレーズを作っていくのが、いわゆる例のフレーズを作っていくには(Massiveのプリセットライブラリを探し回るよりも断然)便利じゃないかなと。
まだきっちり見てないけどScript Processorってモジュールもあるので、凝ったらわりと面白いことできるんじゃないでしょうか。

LiveやReasonのモジュールに近いものや、別のプラグインシンセ/FXで似たようなサウンドを作れるモジュールもあるので、僕なんか特にそうですけど、いったんLogicを閉じてLiveやReasonを立ち上げてそれでしか出せない音色の波形を書き出してLogicに貼り付けるみたいな面倒なことをしなくて済むようになるかもしれません。