Logic Pro Xのプロジェクトファイル大きすぎ問題

Logic Pro Xのプロジェクト管理>整理

テンポラリーのプロジェクトファイル

Logic Pro Xのプロジェクトの保存形式には、パッケージファイル形式とフォルダ形式がある。
フォルダ形式は、フォルダ形式とはいえ.logicx自体もパッケージファイルになっているわけで、じゃあパッケージファイル形式とフォルダ形式とでは、曲で使用したオーディオファイル等の素材が裸で置かれるか、プロジェクトファイル内に閉じ込められるかの違いに過ぎない、そういってしまっても大きな間違いではあるまい。

いつからだったか、Logic Pro Xは起動時の保存ダイアログを表示せず、ミュージックフォルダ内に一時的にプロジェクトファイルが自動的に保存されることで、曲名(ファイル名)を最初に決めなくても制作作業を開始できるようになった。
で、それじゃあきちんと保存しようってときに、一時状態で制作に使用していたオーディオファイル群を改めて回収してプロジェクトファイル/フォルダのいずれかの形式で保存できる仕組みになった。

と、ここまで前置き。

説明を簡略化するため、以降、一時保存されているプロジェクトファイルをテンポラリー、ユーザーの意思で保存したものを本ちゃん、本ちゃんの内部で実際に使用しているバージョンをマスターと書く。

残骸と整理

制作において色んな素材を試したりすることでAudio Filesのフォルダやアンドゥ履歴は肥大化してしまう。
アンドゥ履歴は初期設定次第でプロジェクトファイルの保存時にクリアできる。
ある程度制作内容がFixした時点でプロジェクト管理整理コマンドを用いてさらにスッキリさせる。
制作保存の手順としてはこれが定石かと思う。

念のため補足するが、整理コマンドはLogic自身が管理しているファイルのみが対象であり、そのプロジェクトフォルダ内に、たとえばサードパーティのプラグインで使用するオーディオファイルやReWireで連携させる他DAWに付随するオーディオファイルが保存されていたとき、整理コマンドによってそれらも処分されてしまうので保存場所を分別するなど注意が必要。

 

それでも残る残骸と対策

どうも、テンポラリーで使用していたオーディオファイルのバックアップが、本ちゃん保存後に整理コマンドを発効しても完全に消えず、人によっては、大したファイルを使ってもいないのに制作中にたかだか一瞬使った大容量のオーディオファイルがプロジェクトファイル内に残骸として残ってしまうようだ。

バグというよりも、Logic Pro X自体の仕様とユーザーの制作慣習との間の摩擦ってところじゃないかと思うのだけど、それにしたってテンプレファイルが10GBを越してしまうとあっては、テンプレファイルの性格柄、今後作成するどんな曲でも保存時に10ギガを越してしまうことになるんであまり好ましい設計とは思えない。
コピー保存、別名保存でも残骸は消えないようだからだ。

昨日、納品時に習慣的に添付しているLogicのデータがギガを超すサイズになっていてちょっとビックリしたので少し調べてみた、というのが今日のこの日記のいきさつ。
※ちなみに納品先で開けないかもしれないDAWのプロジェクトデータをわざわざ送っているのは、紛れもなく自分が作ったデータである証明のためと、いつ作成したデータであるかタイムスタンプを残すため(タイムスタンプの偽装くらいは簡単にできるけど)。ただし楽曲に使用した素材ごと納品するのは二次配布となり素材の使用許諾条件に反してしまうので、納品先に渡すときには素材だけ削除して渡している。

対策1:人力で消す

対策の1つは、プロジェクトファイルを右クリックしてパッケージの内容を表示し、Alternativesフォルダの000のUndo Data.nosyncを手動で捨てる方法。

対策2:代替バージョンを作る

上にも書いたように、コピー保存や別名保存をしても律儀に残骸が残るのは、パッケージ内の000というバージョンがマスター扱いになっているからであり、代替バージョンを作成して元のバージョンを消す、つまりマスターすり替えてあげればスッキリした状態にできる。

いずれもプロジェクトファイル自体が辻褄合わなくなって破損するおそれがあるので、念のためバックアップを残しておいたほうがいいとは思う。
もし迂闊にもバックアップを忘れてプロジェクトファイルが破損してしまったら、この記事を参考に復元どうぞ。

Logic Pro Xの壊れたプロジェクトファイルの修復

映像にせよ音楽にせよ扱うファイルのサイズはどうしても大きくなってしまうので、バリバリ制作を行なっていこうと思ったら、ムダな冗長性を省くのが大事だと思う。
したがって、バグとは言い難いけどユーザーからするとLogic Pro Xのこの仕様は改善の余地があると思う。

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