スケール、コード補助について徒然

コードをサポートするツールってのがこの1,2年で急速にアピールの機会を増やしている気配です。
今昔織り交ぜてリストアップしておくと、こんな。

コード補助ツール流行ってる?

先日記したThe Really Useful Pianoのポスターもこの話題と無縁では無いでしょう。

The Really Useful Piano Poster

上の記事の翌日4/1つまりプロジェクト開始後わずか5日で目標金額達成、そして現時点、あと1週間残っているのに目標金額の倍に達している点、非常に興味深い。

面白がって定着すると特異性を認定される

関連としてこちら2点のトピックも一応ペタリ。

ちょっと前、AOR時代だとこういう和音の積み方するぜってのをMIDIファイルででも配布しようと思いついたんですが、ニーズ無さそうなのでやめました。

ある程度いろんなコードの響きを試してきて僕自身は別にコードの知識なんて要らなそうだと思うのですが、実際のとこ、全く知らない人との間で応用力に差が出るもの。
学校や日常生活で何かを経験するってのには地域差もありますから、結果、音楽に関してもお国ごとに傾向の違いが出るでしょうし、そうすると、特定の面で切り取れば「J-POPはコードが複雑」って言説が現れるのもむべなるかなと思います。
ちなみに邦楽、特にJ-Popの中でも情緒狙いの音楽に用いられるセカンダリー・ドミナントの多さは異常、と個人的に思ってます。あとドミナントでの♭9の使用頻度も。

余談。
「ネオソウル系のコード」ってことでよくこの日記にアクセスがあって、これは邪推でしかないのだけど、たぶんもともとデトロイト・テクノやその後のディープ・ハウス、ジャジーなヒップ・ホップなんかでメジャー7th系のコードサンプリングの平行移動や、ルートのみをいじってマイナー・コードにするのが面白がられ、定着したことに端を発するんじゃないかなと勝手に思ってます。
こういうのも「J-POPはコードが複雑」っていう言説と次元は一緒で、結局、特定の集団の中で面白がられて定着したものは外から見ると特異性としか見えないっていう事象でしかないんだろうなと。
ガラパゴスなんてそこかしこにあるんですよ、きっと。JK, JDの間でしか通じない符牒もその一種でしょうし。

DAWはどこまで補助してよいのか

閑話休題。

Logicってコードやスケールを補助する機能弱いですよね。

Cubaseのコード補助機能が便利って声はよく聞きます。よく聞きますけど、僕はCubase自体ほぼ使わない。
Logicのスケールクオンタイズ機能はLiveのScaleプラグインと近しいものの、(ブラシツールでない限り)いったん弾いたものを補正する、逆にいえばいったん「合ってないものを弾かなきゃいけない」苦痛をユーザーに強いるものという印象で、適当に和音を押さえても相応しくない音程が自動的にしかもリアルタイムに補正される(僕の勝手な)理想からは程遠い。
この点はKompleteでのスケール補助機能が上出来。

そう、スケールやコードをリアルタイムに補助するなら、Komplete Controlみたいにソフトウェア音源なり何らかのミドルウェアの形でせざるを得ないのがLogicの現状でしょう。
ま、なんで今のタイミングなのかはわかりませんが、そういった現状とニーズに対して冒頭のようなソフトがぼろぼろと登場したのかなと思います。
ゆくゆくは補助どころか、ただボタンを押せば適切な和音が後続して自動で鳴るみたいなAI的仕組みが爆誕しそう。
これってもはや、あらゆる作り手のニーズに応えようとするDAWの開発ベクトルとほぼ逆で、元来のDAWの機能が邪魔にしかならなそう。そうなると、DTMという構造がぶっ壊されていくのかなって気もします。

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