雑記 171205

先日、ライブツアーで札幌に回ってきた某フュージョンバンドを、昨年に引き続き専門学校講師の役得でご招待いただいて観覧したら、サポートの若いベーシストがすこぶる良かった。
アルバム版を確認せず行ったので彼が原曲通り弾いてるのかアドリブで弾いてるのかはわからないのだけど、とにかく、欲しいところ(俗にいう「ツボ」)をきっちり押さえていました。

ツボってのはいわゆる遊びや合いの手が入ると心地よくなる箇所。Sweet Spotとか言うのかな、知らんけど。
あらかじめ譜面などで定められていることもありますが、セッションやリハ、音符の長さ、楽器の音色のバランス、場合によってはベニュー(会場)の音響次第でその日に突然ポコッと出現するときもあります。
これを活用できるかどうかで印象が全く変わりますし、プレイヤーがツボを見逃さず捉えられるか、どんな方法で見せてくれるか、自分でなく他パートに譲った上でその相手を美味しく見せてあげられるか、なんて点でも違ってきます。
さらに言ってしまえば、個人的な意見ですが、ライブPAや照明もその洞察ができれば凄まじいライブになるだろうなと(出来合いの曲以外に対して)。
ツボを見つけてプレイヤー同士がカチ合うのがいちばんダサい。
だから自分に酔いやすいミュージシャンがツボというツボを全部自分で持っていこうとするのはあまり好きじゃない。

どうすればツボを目ざとく見つけられるのかってのが時たま話題になります。
人によって考え方も違うでしょうけど、ふだん色んなのを聞いてたり、プロ/アマ問わず色んないいミュージシャンの演奏を見ていたり、空気読み/先読みといった洞察を磨いていたり、メンバーが何をどう演奏しているのかふだんから目を遣っていたりというのがデカいんじゃないかなあという気はします。
あまり好きな言葉じゃないけど、経験値はデカい。
経験値はデカいけど当然歳を食ってりゃいいってもんではありません。
センスってことになるんかな。センスってのは等比級数的に向上していくもんです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA