俺的 制作の日常

この間「作り始めってどうなの」と質問されて、ざっとしか考えたことないと気付いたので、自分のケースを晒してみます。

リズムリフから作る

DAWを自分で買ってはじめのうちは既存の曲を打ち込んでみたり、過去に自分が別環境で作った曲を打ち込んでみたりしたもんですが、そのうちリズムパターンを打ち込んでから気ままに他パートを重ねていって作ることが多くなりました。
その意味で、この手法が自分にとってオーソドックスってことになります。
著作権フリーBGM制作の仕事を始めるまではメロディを意識することがなく、その仕事を始めても数年はメロディに苦労しました。だいたいの場合、ありそうなメロディを作るってやり方だったと思います。

楽器のリフから作る

打ち込みで作った生楽器のリフなんて当時あまりにリアルさからかけ離れていたもんで、その後サンプリング素材を購入するようになってからは、いい素材があればそこから膨らませていくようになりました。
が、これは現在もそうですが、サンプリング素材ってコード展開が多いポップスに使うには不便なので、だんだん嗜好がワンコードのループ音楽に寄っていきました。
マズいと自覚するたび、リハビリと称してループ素材を使わずに曲を組み立てる期間を設けています。これは今もそう。

コード進行を作っちゃう

短期間で大量に制作しなければいけないときは、コード進行と曲キーでひとまず差別化して臨むことが多いです。
リフから作ろうとすると楽器の音色に凝ってしまって時間がかかってしまいがち。
白玉系のコードパート(もしくはシーケンシャルなフレーズ)があるときは十中八九コード進行から作った曲と言えそう。自分だけじゃないかも。

メロディが先にあるとき

アレンジの依頼やリミックス依頼のときがこのパターン。
デモがある場合はそう何度も聞いてイメージが根付いてしまう前に、方向性を先に決めます。
方向性の指定もあるときは、リズムパターンを先に決めて、それからコード進行に手をつけがち。
仮歌などのメロディが単品で聞ける場合はそれを聞きながらじっくり作ります。譜面書いていくことが多いかも。
そうでない場合は歌ものならざっくりボカロに打ち込み、歌ものでないならメロディを自分で打ち込んじゃいます。

歌詞が既にあるとき

いわゆる詞先のケースでは、ひとまず詞を全部読みます。
必ずしも作詞家さんが望むものにはならないのは承知の上で、印象的な単語なり言い回しを拾っていって文脈を作ってそれに沿わせる感じ。
作業開始する前に、こういう方向で行きたいと擦り合わせるときもあるし、ある程度スクラッチ仕上げてから擦り合わせるときもあります。
あとの手順は、既述のいずれか。

気分を変えたいとき

いつもと違うDAWで打ち込む

マンネリ化にはいい面も悪い面もあるんですが、自分はあまりそれが好きじゃないので、マズいと感じ始めたらいつもと違うDAWを使って作業開始します。
それ以降は、既述のいずれかの手法を取るか、そのDAWにしかない機能を使って刺激を探します。

譜面作ってから打ち込む

いったん作り始めてから方針を転向するのってだいぶ手間がかかるので、マンネリ化に陥りそうと思ったら作り始める前に譜面にメモして、小一時間〜一日二日置いて記憶がやや薄れてから譜面を見て打ち込んだりします。
今でこそDAWの中でバリエーション違いを持てるようになってラクになってますが、それまでは譜面にバリエーション違いをメモるのが結局好都合だったのでこの方法を取っていました。

また、音を聞きながら作りたくないときがたまにある(だんだん増えてきてる)ので、そのときも譜面を使います。
フルスコアは書かず、どうしてもこれは押さえておこうという必要最低限のみ。なので、ほぼ譜面というより記号。

リアルタイムで弾く

自分の弾く手癖が好きじゃない(下手なので)ので極めて稀にしかありません。
打ち込むのが面倒な曲だったり、逆に手でノートを打っていくとそれはそれでマンネリになってしまいそうなときは、2小節ずつ弾いてつないだりします。


1曲作るのにかける時間

バラバラ。ミックスにかける時間を除けば、早ければ2時間くらい(音色探すのと打ち込む時間がほとんどを占める)。
30分くらいガッと集中してハッとして、思いのほか時間が経ってないことに気付いて驚くことが多い。この30分の間に話しかけられるのがあまり好きではありませんが、意外とすぐまた自分の世界に引きこもれます。
長ければ半年〜1年かかるときも。あ、締め切りがない個人制作のときですけどね。

セルフボツ率

最後まで仕上げないケースは4曲に1曲くらい。
作ってる最中で膨らませる余地がないことに気付いてボツだと思った場合、もしくはあまりに苦手な曲調で精神的に限界に至った場合、途中でやめます。二度とそのデータに触れたくないと思ったらゴミ箱に入れて即削除。
それ以外は、ボツだなあと思いつつもある程度は仕上げます(万が一のストックにする)。

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