Three-Body Tech “Heavier7Strings” セール中

バージョン1.1.5に進化して、 Heavier7Strings が日本円で¥21,000のセール中のようです。
実は開発者の方から告知してくれないかとメールで連絡ありました。
その労力に対価もお支払いしたいということも記されていたのですが、「ちょっと待て」というのが本日の日記であります。

Webサイトを見ると、20項目もの機能改善を経た1.1.5へのアップデートの料金が¥21,000というふうに見えるのですが、そういうことではありません。念のため確認も取りました。
軽く腰が浮いてしまった人は次の3点にご注意ください。

Three-Body Tech - Heavier7Strings

Three-Body Tech – Heavier7Strings

  • ¥21,000は新規にHeavier7Stringsを購入する方向けの価格
  • 20項目がどこにも記されていないが、これは1.1.0より後の機能改善項目の累積
  • 1.1.5はWindowsのみが対象

なので、Macユーザーで既に1.1.4にしちゃってる僕としては「新規購入をご検討中の皆さま、今セール中で少しおトクです」がお伝えすべき唯一のこと。
あとしいて言えば1.1.0以降の機能改善内容をお伝えするのが2つめということになります。

  1. 各DAWにおけるレイテンシー自動補正の通知機能
  2. ファクトリープリセットにおけるレイテンシー軽減
  3. レガート検出時間を調整可能に
  4. サスティンボタンの初期状態を設定可能に
  5. 画面を拡大縮小可能に
  6. 画面の明るさを変更可能に
  7. スタンドアローン版はオーディオデバイス設定を記憶するように
  8. パターンのドラッグドロップ時にコード検出時間やサンプルスタート時間が書き換わらないように
  9. ダブリングモード時のトレモロ奏法で位相の問題が起きないように
  10. リサンプリング能力の補正
  11. 旧型のPCでの動作能力を改善。具体的にはSSE3までをサポート
  12. パターンウィンドウにおいてはStudio OneにおけるMIDIクリップのドラッグインに対応(訳注:Studio OneのMIDIクリップはエクスポート時にBPM情報を持たず、他のDAWでは開けないことがある)
  13. 安定性の向上
  14. エフェクター部分のみを別途プラグイン化したHeavierFXをリリース
  15. HeavierFXにおいては “accept stereo input”(ステレオ入力を許可)ボタンを追加。このボタンがオフのとき、左chの入力のみを受け付けて、エフェクト加工後に左右chに出力する
  16. (Windowsのみ)HeavierFXの、FLStudioでのステレオ動作改善

あれ、数が合わないな。

Heavier7Stringsそれ自体の機能に関しては既に記した通りなのですが、その後の使用感も踏まえて、この機会に少しだけ補足しておきましょうか。

Three-Body Tech ” Heavier7Strings “

起動時の読み込みスピードは決して速くありませんが、一度起動してしまえば後はずっと早い。Electri6ityなんかだと、ギターのモデルを変えるたびにかなり待たされるので、Heavier7Stringsのギターのモデルが1種類しかないというのはその意味じゃ好都合です。

音色(ねいろ)も既に記したようにつぶしが利く感じではないものの、ギタリストでもない人が時間をかけてメタルっぽい音色作りを行うよりずっとイイ。メタルどころかロックがそんなに好きでない自分にはとても有り難い。
最終的にわりと似たり寄ったりな音に聞こえるもののエフェクターの種類は豊富。この「似たり寄ったり」というのは、あくまで個人的に気にしているポイントである「音源との距離感」の話。
Heavier7Stringsの守備範囲はギターアンプからの出音もしくはダイレクトな音がミキサーに立ち上がるとこまでであり、そこからのミキシング、つまり他のパートの音色と馴染むかどうかは完全にユーザーである自分の腕次第です。

前回記さなかった特殊奏法についても触れておくと、装飾音符のついた音は低い音域に配置されていて、これが思いのほか有能ですね。ピックスクラッチのような効果音は1つのみですが。
僕の場合、RealStratおよびRealLPC、Electri6ityのこの手の特殊奏法およびノイズのみをサンプリングして別に保存してあるので、わざわざこれらを起動して起動中正座待機してメモリが無駄にカツカツな状態でどのキーでどのノイズが鳴るか確認して、みたいな無駄な工程が発生しないようにしてあります。これだけで40分くらいは節約できます。

あ、そうだ。そもそも7弦。
MusicLabからも多弦ギターのソフトウェアインストゥルメントがリリースされていますが、一般的な6弦のギターでメタルのような低い音程を出すのは大体の場合開発者の想定外で、設定を細工したりしてる間にワケわからなくなるんですよね。
なので、2万円前後と比較的安い値段で多弦ギターの音源を持っておくのは損じゃないと思います。

日本語マニュアルはこちらです。

Heavier7Strings-1.0_user_manual_jp.pdf

Heavier7Strings-1.0_user_manual_jp.pdf