活力ある組織が大企業になっていく過程で、ちょっとした思い付きを実現していって、それを付加価値にする試行錯誤を苦労なくやってくれる人が、どんどん組織の決まりごとの中に埋没していく。
を、なるほどなあ、なんて思って深刻に(!)読んだりもしましたが。
楽曲制作においての戦略検討から着手、提出にかけての流れを素早く行なうよう日頃心掛けている自分ですが、そこから世に出るまでワンテンポもツーテンポも遅れて、場合によっては半年から1年も待った挙句、戦略として作ったハズのものが明らかに旬を過ぎてしまったり、先に作ったのに二番煎じになってしまったり。
そういう場面を目にすることが最近けっこう多くて、少し萎えています。
(今年のお仕事が忙しかったわりに報告できるものが何もない関連)
初音ミクや鏡音リンのジェンダーファクター(声質のパラメータの1つ)を変えて子どもっぽくしたものとは明らかに違う。中性的な、明確に子どもの声、と言える。
- 「無垢で子どもらしい」クリプトンの新VOCALOID登場――「Project if…」が始まった – ITmedia News
子供をしっかりディレクションして何日がかりになろうと‘イイ’テイクを追求する、か、最適な歌い方になるまで何日がかりになろうとパラメータを細かくいじりまくる、か、その選択は微妙なとこではありますが、だったら子供声のライブラリーがあるのは好都合。
記事中の「頑張っている感」っていう言葉、若干デジャブな感じがありますけども…。
それはそれとして。
先日書いた歌詞の消滅の件といい、あと某お仕事での子どもに歌わせるネタといい、経路上に何らかの堰があって結果、機を逸したのかなあという印象です。いや、ホントにそうなのかは知りません。
この手のネタって誰もが思いつくものだから早い者勝ちになってしまうのも事実ですけど、鈍重なプロジェクトや、たった一人でも鈍重なスタッフがいる状況においては、(タイムリー性を含めて)戦略が結局無駄になってしまう可能性がありますね…。
その仕組みをボクごときが語ろうとは思いませんが。
思えば、C社在社時は携帯コンテンツの制作から配信までの流れがすこぶる早くて、思いついたそばからアレコレ出来て、だからこそ良かれ悪しかれクリエイター自身が戦略的にコンテンツを作ることもできたんだなあと思います。
一方で、安全性重視の結果鈍重になってしまっている相手とタッグを組んでしまった場合は、余計なことを考えず単に言われたまま作る制作マッスィーンに徹したほうが、失うものが少なくて安全なんだろうなあと。やりがいはありませんが。
あと、携わったスタッフの名前がリストアップされてしまう類のお仕事の場合、(今後の自分のお仕事のために)自分の名前はリストに加えてもらわないほうがいいかもですね。これは冗談半分。
今のところボク自身にそういう経験はないんですが、指示を出す側のセンスが物凄く古かったりして、その指示に従ってしぶしぶ自分の作品を作り替えた結果、面白みのないシロモノになったり、他の同業者からクスクス笑われるようなシロモノになったとき、指示を出す側で無く、実際に作品の制作に携わった自分がボロクソに言われたりすることもあるみたいですね(事実かどうか別として、漫画週刊誌界隈でよく目に耳にする話を彷彿させます)。
ともあれ、今かかえているアレやコレやについて、どうも経路上に堰がある気配が感じられた時には、今後はそれを視野に入れた上で接し方なり振舞い方なり考えたほうがよさそうだと思った次第。








