Archive for 8月 2009

音色

近年は曲作りに外部音源をすっかり使わなくなってきて、まれに自分でベース弾いたり鍵盤を弾いたりはしますけど、それでも2,3年以上PC内の音源ばかり使っています。

もちろん外部音源も相当進化してきているハズなので例に洩れないと思うんですが、PC内の音源、あ、つまりプラグインシンセとかサンプラーとか、あとオシレーターも含めていいかもしれんですけど、ホント、たった一個の音色でもはや曲みたいになっちゃってるのがあるじゃないですか。プリセットで。
サンプリングホールド系しかり、テンポシンク系のシーケンシャルフレーズの音色しかり。
たまに、自分が持っていて聞いたことのあるその手の音色がまるっきりそのまま曲に使われているのを耳にして、「あっ、やられた」って思うのですよ、ええ。
なんつか、この「やられた」って感覚、ちょっと不健康な感覚だなって思わなくもないですが。
で、そうした聞いたことのあるその手の音色がまるっきりそのまま使われているってのは、たしかに今に始まったこっちゃなくて、Funky Drummerのドラムがいまだに使われ続けているのと似たようなもんで、もとより人のこともどうこう言えないので、コレはよくないとか言うつもり毛頭ないのです。

でも、なんかアレコレと音楽聞いていて、たとえそのままの音色を使っているにしても明らかに使い方の上手い人と下手な人とがいる感じがしてますし、何も考えずにそのまま乗っけている人もいれば、曲にうまく沿うように緻密に加工してあるなって感じさせる人もいるって思うわけですよ。
褒めたいな、称えたいな、って思うのは、やっぱり手を抜いていないほう。妥協していないほうです。

J2氏の王道コードの話にも近からず遠からずの話かと思うんですが、要は「え? ホントにそれでいいの、自分?」って。
吟味の結果なのか妥協の結果なのか、自分で峻別できないようにはなりたくないなあ。
あの手の音色。音色って言っちゃってますけど、ボクの中では、特に自分の曲における音色については作り込んでナンボのもんと思っているんで、妥協されたものは(自分の中での)音色と言いにくいですね。

「おんしょく」なのか「ねいろ」なのかっていうと、ボクが言いにくいだの何だの言っているのは「ねいろ」にあたるかも。ここは峻別できてません。

そうそう。
それで、昔GM時代に思ったのは、あの時代って使える音色が限られていたと言ってもいいんで(そうでない人はそうである人以上に一杯いたと認識していますが)、かえって曲そのもので勝負できてよかったじゃないかと。で、今またそういう時代になってきたと。
とかいう考え方もないわけじゃないですが、別段正しくもなければ、そうした派閥を作れるほど説得力のある意見でもなく、曲に適するように音色を作り上げる/作り込む一種の求道が軽んぜられているとも言えるわけで。
曲も練られてりゃ、音色も練られている、ってのがボクにとっては理想に近いなと思った次第。

相変わらずああでもないこうでもないとか思いながら書いてるので支離滅裂です。

ほのぼのトルーパー

Damn Cool Pics: Lego Star Wars Millennium Falconの下のほうに。




<以上、トルとウパーがお送りしました(そこで切るか)。

ところで、写真のソースどこですか?

暇つぶしに何をするか

結局無茶苦茶な勢いで技術力や生産性が上がっていくという好循環を生みつつも、本人はそれが労働だとは思っていなくて、ただ自分の大好きな玩具をひたすらいじり続けている状態でしかない。
-暇つぶしに何をやっているかがその人の本性。 – マボロシプロダクト

興味深いですね。暇を‘ちょっとでも空いた時間’と考えるとますます。

興味や関心をちょっと我慢して何かに励んで、で、束縛からいったん解放されて興味や関心のあることに取り組み始めたとき、その興味や関心のあることも仕事に関連のあることだったりして、そういうタイプの人は強いって感じちゃうね、っていったん読んだんですけどちょっとズレてるっぽい。
「飽きて来る」ってとこからすると我慢とかそういう話じゃなくて、一事が万事楽なスタンスで成果を出せちゃうっていうのに近いのかもなあと感じました。
できない子目線、できる子目線ってんじゃないですが、それこそ好きこそものの上手なれで、よほど好きだから苦もなくあんなこともこんなことも手を出しちゃえる。周りからすると、暇つぶしの間もそんなことしているの?って見えちゃうかもしれません。
「飽きて来る」っていうのはその業務に飽きるんであって、職務に飽きているんじゃないんですよね、きっと。
だから暇つぶしの意味もきっと、苦からの解放じゃなくて、単に時間からの解放なんじゃないですかね。

時間ができたら絶対手を着けてやろうと思っていることとか絶対読んでやろうと思っている本とか、結局時間ができても手を着けなかったりするみたいな話をホントによく聞きますね。
あたかも自分だけが怠惰なのではない、人類あまねくその業を負うているのだとでも説かれるかのように、実にあちこちで耳にします。
でも時間ができたら本当に手を着ける人がいるんで。
そういう方々は義務感に駆られてやっているわけじゃなく、ましてや業から解き放たれているワケでもないんですよね(いや、そうでない人から見ればそう見えるかもしれない)。
「だって、やろうと思っていたし」ときわめて平然とのたまうわけです。
だからね、ホントに好きなんだと思うのですよ。

Dream Girls

見たい、見なきゃ、と思っていたDream Girlsをやっと借りてきて見ました。
あの時代のこととか、モータウンのこととか、ちょっとでも知っているとよけい面白いですね。

そういえば、ピーター・バラカンによる「魂(ソウル)のゆくえ」って本を十何年も前に大学の生協で見つけて買ったか取り寄せて買ったかして、すごく面白く読ませてもらった記憶があります。
当時サークルで2期下のソウルフルな女性ボーカリストに誘われてバンドに加入したくらいの頃でした。
ソウルやR&Bがあまり得意じゃなかったボクは、ちょうどサンレコか何かで書評を目にして、曲作りの参考に少しでもなるかと購入したんでした。
本はそのボーカリストにあげてしまったんですが、またちょっと読みたくなってしまいましたね。

魂(ソウル)のゆくえ
魂(ソウル)のゆくえ
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ピーター・バラカン
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おすすめ度の平均: 4.0

5 魂(ソウル)はここにある
4 最近の音楽にゃそうるを感じないよね
1 駄本です(笑)
5 ソウルミュージックの教科書
5 文庫版+

話それましたが。
歌を魅力的に聞かせるために、曲をカッコよく聞かせるために、今もいろんな技術があって、その小手先のことを今更邪道と考えてなくて、時代変われば方法も変わるというその一面に過ぎないと感じてはいるんですが(ただしそれらの技術はよりよくするためのものであって誤魔化すためのものではないと自分の中では認識しています)、でもその小手先のことがハナから必要ないのが理想だなって改めて思いました。

奇抜な手法

自分の作品の制作欲求が最近頭をもたげてきています。
時間がちょっと空いたスキにリハビリを兼ねて少しずつやってはいるんですが、当然充分な時間の確保が難しい今なので、ゆっくりゆっくりと進行させています。
ここまで比較的お行儀のいいものしか作ってきていないかもと、ふと思い、次に作るなら少し下品な方向でまとめてみてもいいかなって思ったり。

閑話休題。

友人のサキソフォニストのアルバムが完成間近です(ボクは制作に携わっていません)。
当初奇抜なものも含めていろいろアイディアがあったようで、ボク自身も楽しみと不安と両方抱いていたんですが、わりと安全なスタイルに着地したようです。
というのは、奇抜なものをする人という認知以上にジャズサキソフォニストとしての認知のほうが浸透していて、それと、もともとハンパなく上手いのではないと奇抜な手法が充分な効果を発揮しづらいとも言われていたりして、そうしたもろもろの逆境を乗り越える欲求とか執念とか情熱とか、いわゆる理由付けが協力者に対して充分に主張できなかったのかなという風に感じています(主張が足りないとか語彙が足りないとかいう意味ではなく、何らかの障壁があって意思が伝わりにくかった可能性があるかも、という意味)。
間を取って、じゃありませんけど、本作は今後奇抜なことをやるかもしれませんよ的な香りを漂わすに留めました。あ、これだと語弊がありますね。1個の作品としてもちろん完成させるとともに伏線としての意味も備えさせたと。
個人的には、所詮思い付きだろうが、そうした自由に伴って引き起こされるかもしれない何らかの負の出来事、たとえば「こんなアルバムに金を払って損した。金返せ。」とか「耳がおかしくなった。治療費よこせ。」とか「こんなアルバムは流通に乗せられません。こっちも商売なんで。」とか「音楽そのものに絶望した。」とかいう方々の不満や苦情を自分で回収できるんなら、協力者の有無に関わらず勢い余って実現してもいいんじゃないかと思わないでもないんですが、作るのもまとめるのも配布するのも全て自分で担うってのは意外と厳しいですね。飛び火を防ぐのが難しいってのもあって。

そういえば、昔自主制作のCDに収録した曲で、レコードのノイズを冒頭に乗せたことがあるんですが、このCDは壊れているんですかというお問い合わせを2件頂戴しました。
自主制作なので自分宛てにお問い合わせが来て自分でリプライしたんですが、配布を他に委ねていたらお問い合わせは配布を担当された方に届いていたかもしれません。レーベルだったらレーベルの方にお問い合わせが来ることもあるかも。
それが意図的であることをもちろん自分は熟知しているわけですが、意図的であるということを配布先やレーベルなんかが説明するには、どういう意図があってやっているかを配布先やレーベルと予め意識合わせしたりしておかないと、自分の意図とは違う説明を配布先やレーベルがしてしまうかもしれません(←心配し過ぎか…)。
考えてみると、意図的であることを説明するのはダジャレの面白さを説明するばりにこっぱずかしいもんがありますね。

四の五の(自分自身で「いや、そんなことないだろ」と思う部分も含めて)書きましたが、なんとなく今思っているのは、奇抜な手法も含めて好きなだけやりたいようにやるんなら、何らかの事態なり場合によっては作品自体を「回収」するハメになったときに、それを自分でするのか人任せにするのかたまに考えなきゃいかんかなってことです。
表現が不自由になっちゃうのもよくないとは思うんですがね。自由にやるには責任を負うか、信念を持って無責任になるか。
そんなことを思った今日でした。

tas-graphics.net

盆休みに入ったもののちょこちょこ事務所に足を運んでいるボクです。
さて、ボクからは幾度となく紹介させていただいているデザイナーのtas-graphicsさんですが、一般向けとクライアント向けのポーフォリがオープンしたという連絡を先月くらいにいただきましたので、改めてご紹介を。


tas-graphics.net

上品さ漂わす細やかな作りは今も変わらず。
今後ボク個人の作品集を出す機会があればやはりまたお願いしたいと思うのですよ。
今は無きTriptych作成時にはTasgraphicsさんのテイストと違い過ぎていたためデザインの依頼を自重しましたが、音とデザインとが相俟って一つの作品にみたいな感じで後々作る機会を持ちたいですね。

ピアノ版


半年ほど前にピアノ版を欲しいってリクエストがあって作ったので、公開。
曲名右側の右向き三角をクリックしてスコア(PDF)をダウンロード。

Dream of Youのほうは、ホーンセクションの和声にしていたものをピアノ用に作り変えるのに若干骨が折れました。作り手として意識していたわけではないので尚更、ピアノをベースにして和音を構築していくのとずいぶん違うなと思ったわけですよ。

それはそうと、先週土曜からお盆休みになりました。
Twitterでも少し呟いたんですが、休みに入った途端ずっと頭痛が。
妻の人曰く、張り詰めていたのが一気に解けると風邪をひいたり頭痛がしたりするらしい。
お盆前2週間は疲労も重なっていてイライラが自身で感じられていたので、なるべく周りのスタッフに迷惑がかからないように緊張感を表面に出さないようにしていたんですが、もしかしたらそれがかえってストレスになっていたかもしれません。

最近のお気になり

お気に入りならぬ、お気になり。
油断しているとあっという間に忘却の彼方へ消え去ってしまう、最近のクリップをちょっと整理してみます。
いわば物欲の整理。

mp8M-AUDIO – Free Digidesign Virtual Instrument Box Set—an $895 Value
リンク先は消えてしまっているので、もはや具体的な内容を確認できませんが、MassivePackがさらにパワーアップした内容で復活!と同一ですかね。
最近の仕事内容からするとちょっと手を出しにくいです。

112db112dB
スピーカー環境をヘッドフォン環境で確認するためのものとメモした記憶があるんですが、ヘッドフォンやニアフィールドモニター用に‘臨場感’を付与するものかも。日本円で1万ちょっとくらい?

UAD2UAD-2 | Hookup
気になってはいたものの手は出さずにいます。
が、試聴する機会を得たので、粒立ちや抜けを気にして聞いたところ、予想していたより質感がいいですね。本物NEVEとさらに聴き比べてみたいところ。

studio_one-songPreSonus:Studio One
これもずっと気になっています。で、いっこうに評判を耳にしません。話のタネ的なものにすぎないのかなあという印象。

sv2-thumbSonic Visualiser
フリーなんだから物欲感じるんならダウンロードせえよって気もしますが、忙しさにかまけてそれすらしていないので、使いやすいかどうかも不明。時間ができたらじっくり。

macstarterwebnew_01SM Pro Audio: Download VFX MAC Beta
WindowsのVSTiをMacで動かす的なものらしいんですが、これも詳しく読んでないのでよくわかりません。ソフトなのかハードなのかすら不明。
VSTプラグインをハードウェアシンセとして使えるV-MACHINE | Hookupとの絡みがあるようですね。

企業の年収・クチコミ情報サイト

たまたま調べ物をしていて企業の年収・クチコミ情報サイト|キャリコネなんてのが引っ掛かりました。へー。

ブラック企業のリストが話題になったりするくらいなので、↑みたいなのがあっても不思議はないか、と。
(参考:ブラック企業の見抜き方
クチコミ情報は、企業情報に限らず信用してよいかどうか自分で考えてみるべきですね。

ちょこっと前に【不況】 IT業界がヤバい エンジニア「マジで仕事がない。」という記事を見ました。
今もこれからもやりがいのある職業だと思うんですけどね、人余りですか(IT業界のくくりがどこまでだかボクは知りませんけど)。
仕事選び過ぎとかいまだに言われたりするんですかね。それ、誰のこと。
あと、

89 名前: 桜(岐阜県)[] 投稿日:2009/07/27(月) 20:05:36.63 ID:EA4wMDcK
IT系の学校ってなんで人気あるの
▼ 133 名前: キクバクワガタ(東京都)[sage] 投稿日:2009/07/27(月) 20:20:09.74 ID:DTtULaaB
>>89
なんのとりえのないやつでもネットぐらいはできるだろ
それでとりあえずIT系しかないって思い込んで就職して絶望する

これもどの程度真実なんでしょうか。それとも核心?

冒頭のサイトでのアンケート結果。設問は「今の職場で困っていることは?」

少ないコメントですが、30代の占める割合が高いですね。
30代から辛くなってくるって解釈はちょっと乱暴かもですが、20代で職場に対して持つ危機感とは質が異なってきていそうって気はします。

間違っても専門家ではないので所感に留めておきます。