やっと読んだんですが、ざっとです。
ざっと目を通しただけですが、驚くようなことは書いてませんでした。
そりゃそうですよね、wpは驚かすことを目的としたものじゃないですもん。雑誌じゃないんで。
The standards of loudness would reach its limit in the 2000s. -10 dB had been the standard for the past several years, but this was often pushed to -9 dB. However, -6 to -5 dBFS RMS is common in rock, pop and rap music. Quieter exceptions to today’s standards are rare.
2000年台にはloudnessの標準(これは誰が決めてるってものでもないと思う)は限界に達していて、過去数年はRMSの値で-10dBが標準だったけれども-9dBにまで押し上がり、ロックやポップス、ラップミュージックでは-6~-5dBに達しているものも少なくないと。
こうした傾向に反対する人たちもあり、カウンターな方法も。
The nonprofit organization Turn Me Up! has also been formed to encourage the sale of quieter records by placing a “Turn Me Up!” sticker on albums that have “full dynamic range.”
「このCDは音を大きくして聞いてね」ステッカーを貼って付けて売るとか。
iPodとかポータブルミュージックプレイヤーで音楽をシャッフルして聞ける時代になってくると、これもどんだけ説得力を持ち得るんでしょう。
そういえば、携帯のプリセットの仕事をやっていて、キャリアの指定する音圧にちょっとやそっとの手入れじゃ届かない場合が多々あって、必ずしもマスターアウトにDSPを施して音割れを防ぐ仕組みにはなっていないので、毎度毎度あの手この手で音割れを防ぐのですよ。
割れやすい音色を使わないとか、音を薄くするとか、倍音を増やすとか、携帯のスピーカーで聞こえない音程なら全部カットとか、どちらかというと楽曲の中身に対する手入れなのでなるべくならやりたくない=最終手段としてとっておきたい方法ではあるんですが、のっけから楽曲全体を6dB上げるようにというようなリクエストが来ることも多いし、ああだこうだ試している時間的余裕もないので最近はいきなり最終手段で対処してます。
PCMの音に対して高いサンプリング周波数で予め音割れさせてそれからサンプリング周波数を落とすと、音割れが目立たなくなって、サウンド全体に対して悪さをすることも少なくなる、っていう方法があって、携帯の世界ではボクはよくやっていたんですけど、今やっているゲームの音の世界でも同様の方法を取らざるを得ない場面があったり、たまに来るマスタリングの仕事でも、受け取ったプリマスファイルをいったんアップコンバートさせて少し歪ませてから44kに落とすようなことをせざるを得なかったりで、方法は応用が利くモノといえばテイはいいけど、やっていることがチップチューンと一緒かよと思うと少し切なくもなったりします(この方法がいいよって話ではないです)。
携帯やらゲームやらに比べたら遥かにサンプリング周波数も高いしダイナミックレンジも広いCDなんだし、その魅力を使ってやったほうがいいんじゃないのかなあって思います。
とはいえ、波形ガツガツで音ビキビキにする方法を知っておかないと仕事にならないっていうもどかしさ。