とあるプロジェクトに2曲ほど楽曲提供。詳しい情報の公開は遅くても半年以内にできると思うんですが…。
で、久しぶりに根を詰めて作ったなあと。
ここからは表沙汰にできる範囲でのお仕事日記というか。
先月の中頃にサイケトランスっぽい感じのを1曲というお話がありまして、恒例の(インチキな)ギミックを放り込んだ曲を提供させてもらいました。
808のBDにベンドをかけた後ちょい歪ませて倍音作ってハイパスかけるっていうベタなキック音、それと鋸歯波にQきつめのバンドパスかけて歪ませたベース音。これである程度トランスっぽく聞こえるんで、それをベースにちょこちょこと。
サビ部分をちょっとだけシンフォニックな雰囲気にしたら、必要以上にドラマチックな感じになっちゃったんですけど、そこはご愛嬌。
せっかくなのでギターをRiccio氏にお願いして弾いてもらいました。BPM早くて比較的荒々しい曲調なので「若気の至りな感じでお願いします」って。
ほかの仕事のほうが実はいま予定押し押しで、今月中は多少時間に余裕があったので、こちらからお願いしてもう1曲作らせてもらいました。先方からの選択肢がいくつかあったんですが、あえて大変そうなアラブ音楽調のものを選んでみました。
アラブ音楽は正直門外漢なので、スタジオからアラブ音楽の参考資料(CDと書籍)を拝借して、ちょっとだけ勉強させてもらって、でもやっぱり迷走しながら制作。
構想としては、演奏されている音楽をテクスチャー化してイントロにして、曲中随所に何度かフレーズが顔を出す感じ。だもんで、こりゃやっぱり演奏を録音しなきゃダメそうな気がして、またRiccio氏にお願いしてSazとOud, Tablaをレコーディングさせてもらいました。
3拍子で作ることに決めたものの、アラブのリズムパターンを取り入れてフレーズを乗せていくと妙にグルーヴが出ちゃうんですね。あまりグルーヴが強いと用途に向かなくなってしまうというか、もともと画にあてる音なんで主張しすぎてしまうとよくありませんわね。
ってことで、叩き台ができてからはセコセコとノートを調整したり、リフを安定させていったり、帯域を上にシフトしていくみたいなのが後半のメインの作業になりました。すったもんだありつつも仮の仕上げで今に至る、という。
思えば数年振り、たぶん大学のとき以来だから15年振りくらいじゃないかと思うんですけど、昔よくやっていた無調性的なアプローチを試してみました。以前無調性っぽいアプローチのリハビリをしたときにはまんまと玉砕したんですけど、曲調によるんでしょうかね、今回はわりとすんなりデキたのが不思議。
以下、この2曲目のほうの制作作業中のスクリーンショット。何の役に立つかわかりませんが、何かのヒントになる人がいるかもしれないので貼っておきます。
曲調が強くなり過ぎたので、せっかくレコーディングしたOudは使いませんでした。はじめは随分Automationデータが多かったんですがだいぶ削ぎ落としましたです。
リージョン(チャンク)名は音色とは全く合致してません。苦労の跡ですね。自分の記憶力との勝負でもあったり。
Logic7のEnvironment。
Logic8だとNIのプラグイン‘RA’のプルダウンが表示されず仕事になりません(NIのフォーラムを見る限りだと、Logic8のバージョンアップでの対応を待つしかないっぽいです)。そこかしこにインサートしてあるBitCrusherは波形の角を叩いてトータルの音圧を稼ぐために最近多用しています。
ちなみに1曲目のほうはskidderを使いたかったのでCubaseで作りました。曲調が曲調だったので例のキックの音をSideChainでストリングス用のコンプに突っ込んでみました(このスクリーンショットには全く関係ありませんが)。
RewireでslaveにしているReason4。Logicで作ると重くなってしまう音を出させるのに使用。Thorも使ってみたかったんですけど、また別の機会に。
48kHz, 24bitの環境下で作業してたんですけど、44.1kHz, 16bitのキャパシティなんてロクなもんじゃないとつくづく思いました。